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今日もいつもの朝、午前7時。今日は平日で、学校に行かなければならない。

「だる……」

そんな愚痴をこぼしながら、仕方なく準備して、仕方なく家を出る。

駅の構内は相変わらず混んでいた。人混みが苦手な私にとって、朝のこの時間は一番嫌いだ。私が人混みにうざがっていると、誰かに足を踏まれたような感覚が走った。

「痛っ……」

見上げると、そこには学校1のヤンキー、亮真が立っていた。いつもヘッドホンをつけている彼は、私の存在にすら気づいていないようだった。

電車が来て、私は電車に乗り込む。電車の中も沢山の人で溢れ返っていて、乗るのがやっとの状態だった。うぐっと唸り声が出ると、亮真がこっちを見た。いつの間にかヘッドホンも外れている。

「あ?」

私は思わず下を向く。

1時間経ち、やっと学校に着いた。

自席に着くと、幼馴染の佑真が私に話しかけてきた。

「兄さんに何も嫌な事言われなかった?」

そう。亮真と佑真は、実は双子の兄弟である。佑真は幼い頃からずっと私と一緒に育ってきた仲だが、亮真はずっと孤立して育った。

「兄さん最近、情緒不安定になってるんだ」

「そうなんだ。でも、今日は何も言われなかったよ」

「よかった」

その時丁度、始業のチャイムが鳴った。

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