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りうらの瞳が真っ直ぐに俺を射抜く。
その瞳は優しさと、どこか狂おしいほどの執着が混じっていて、視線を逸らすことさえ許されない。
『…りうらっ』
彼の腕にぐっと抱き寄せられ、胸の奥まで響く鼓動が俺の体に伝わってきた。
その鼓動は安心を与えるはずなのに、同時に逃げられない現実を突きつけてくる。
「怖い?」
耳元で囁く声は、甘やかに溶けるようでいて、どこか逃げ場を奪うような鋭さを孕んでいた。
『怖いよ。ッ』
自分でも驚くほど素直に零れてしまった言葉に、りうらはくすっと喉を鳴らす。
そして俺の髪を撫でながら、さらに深く抱き締める。
「俺のことだけ見てて。ないくんの全部、俺が守るから。俺だけに委ねて」
その声に抗う力を、俺はもう持っていなかった。
ただ、りうらの温もりに縋るように身を預けるしかできない。
『んっ、はあ…っ…ぁ』
胸の奥でざわめく不安と、抗いがたい安堵が入り混じって、息の仕方すらわからなくなる。
『りうら、りう…っ。ぃやだ…りうらっ!』
掠れる声で問うと、りうらは顔を近づけ、俺の唇すれすれに囁いた。
「何、ないくん」
「もっとしてほしい?それとも、もう俺のものが欲しい?」
『こんなの、おかしいよ…。俺は…』
「他に何が必要なの?ないくんにとって、俺以外全部いらないでしょ?」
その言葉は決して問いではなく、答えを強要する呪縛のように響く。
けれど、不思議と苦しくはなかった。むしろその支配の中で安心してしまう自分がいた。
(そっか、俺もうりうらのものなんだ。ずっと見てたんだもんね、俺のこと….。)
『…りうらがいれば、いい』
気づけば、俺の口から勝手に答えが零れていた。
りうらの唇が、ようやく俺のものを塞ぐ。
甘く、けれど逃げ場を許さぬほど深い口づけ。
唇を奪われながら、胸の奥で(これでいいんだ)と何度も言い聞かせる。
りうらの囁きが、熱を帯びて俺の耳を溶かしていく。
「ほら、やっぱり。俺のものだ、最初からずっと。」
♡の数毎回多くてごめんなさい。
続きの♡の数は指定なしです!
最終話まであとすこし、、、