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おまけ(だいごかい)
“第3体育館組と愛してるよゲーム”
“ハイキューキャラや夢主が男→女、女→男のコスプレをしたよ”
今回は短編2本仕立てです。どぞ。
“第3体育館組と愛してるよゲーム”
三人称side
いつも通り自主練している5人。
かなり暗くなり、そろそろ終わりそうな雰囲気になった時黒尾が口を開いた。
黒尾「・・・愛してるよゲームをしよう。」
『・・・??』
木兎「ん? あかあし!愛してるよゲームってなんだ?!」
赤葦「愛してるって交互に言って照れた方が負けっていうゲームです。」
木兎「へー!!」
月島「・・・ついに頭おかしくなったんですか」
黒尾「相変わらず失礼すぎなのは置いておいて、ゆりサンやりません?」
『絶対やりません!』
赤葦「当たり前ですね。」
黒尾「えー・・・ゆりサン好きな食べ物は?」
『エ、エクレアです!』
黒尾「・・・ひと袋奢ります。」 『やります✨』
月島「え、意思弱・・・」
『ほんとに奢ってくれるんですね?!』
黒尾「嘘はつきまセーン」
黒尾「じゃ、ゆりサンこっち座って。」
西川と黒尾はお互いに向き合って座る。
黒尾「それじゃー俺から行きまーす。」
西川が相変わらず綺麗な顔をしているなー、なんて考えていると、勝手に黒尾がゲームを始めた。
黒尾(ゆりサンってウブだし、)
黒尾(すぐ照れそうだから楽勝だな。笑)
ここで黒尾は大きな誤算をする。
西川(エクレアエクレアエクレア・・・)
大好物のエクレア。それに対して西川の執着は半端なものじゃなかった。
黒尾「・・・愛してる。」
『( ^ᵕ^)』
赤葦「胡散臭さが凄いですね。」
黒尾(・・・ん?全く照れてなくないか?)
『次は私の番ですね!』
『・・・愛してます。・・・鉄郎さん。』
月島「え」
黒尾「は、え?ぐはぁっ・・・!!」
黒尾が悶え照れる。西川の勝利だ。
西川(ふっふっふ!!余裕すぎるぜー!!)
西川(そして早くエクレアを・・・!)
いつもは簡単なことで耳を真っ赤にする西川が、余裕そうな笑顔で勝利。
大好物への執着は恐ろしいものである。
『やったー!!勝ち!!✌️』
黒尾「ちょ、ちょい・・・いきなり名前呼びはズルくないですかね・・・」
『ふっふ!勝ちは勝ちですよー!』
すると一部始終を見ていた木兎がしゃがんで西川にズイズイとよる。
木兎「な!俺もやりたい!!😆✨」
『い、いいですよ、!』
西川(ぼ、木兎さんか・・・勝てるか・・・?)
『その代わり!エクレア奢ってくださいよ!』
木兎「いいぜー!」
木兎「負ける気がしないからな!!」
自信満々な木兎。試合開始だ。
西川は目の前の木兎をじっと眺めながら珍しく思考をめぐらせる。
西川(木兎さん・・・確かに照れるところが想像しずらい人だ・・・・・・ならば、)
西川(先手必勝。ゴリ押しで行こう。)
木兎「なー!にし・・・」『木兎さん。』
覚悟を決めた西川。木兎の言葉を遮る。
『愛してます。』
木兎「え、いやそれ俺が・・・」『愛してます。』
明らかに動揺する木兎。
木兎「だから・・・」『木兎さん愛してます。』
木兎「ちょっ、タンマ・・・」『愛してます。』
『ぼくとさ・・・』木兎「ん”ん!分かった!///」
木兎「分かったからもう・・・俺の負け・・・!」
木兎はその場でうずくまってしまった。
またしても西川の作戦勝ちである。
『やりー!勝ち!!✌️』
木兎「うぅ・・・」
黒尾「え、ちょゆりサン強くない、?」
『エクレアがかかっているので!!』
月島「恐るべし食欲・・・」
黒尾「ぐ・・・!ここまできたら負けたゆりサンを見たい・・・!!」
赤葦「何気持ち悪い欲求出してんですか」
黒尾「よし!ここは赤葦!」
黒尾「真顔ランキング一位のお前がケリつけてこい!」
『いつの間にそんなランキングが・・・』
赤葦「・・・やらなきゃいけませんか」
黒尾「いけません。はいいけー!」
黒尾は赤葦の背中をグイグイと押し、西川と向かいあわせで座らせた。
『あ・・・ふふ、京治さん相変わらずかっこいいお顔ですね。』
赤葦「えちょ・・・」 黒尾「じゃあ始め!」
強制的に試合が始まる。
西川はまたも思考をめぐらせた。
西川(京治さんには1番勝てる気がしない、)
西川(と、とりあえずいくか・・・!)
覚悟を決め、しっかりと目を合わせる。
『京治さん、あいし・・・』
赤葦「ギ・・・!」 『ん、?ギ?』
赤葦「ギブアップ・・・むり、むりです・・・」
『え』 黒尾「え??」
過去最速で西川の勝利。
赤葦は西川から目を逸らし片手で顔を隠す。しかし顔が赤いのを隠せていない。
黒尾「赤葦クン弱すぎません?」
赤葦「うるさい・・・!」
赤葦「俺は試合開始前から大ダメージ食らってるんですよ・・・!」
『な、なにはともあれ私の勝ちです!!』
黒尾「な、ちょ、」
黒尾「ちょっと待って?まだここには1人残ってますよ??」
月島「・・・え、僕ですか、?」
月島「いやいや無理ですホントに、絶対・・・」
黒尾「いやしかしねぇ・・・」
月島「いやほんと・・・無理だから、」
ガラッ 『!』
黒尾と月島が揉めていると、体育館の扉が開く。そこには夜久。
『やっ、夜久さん!!』
西川は夜久の全肯定大ヲタクだ。
夜久「おー!西川!」
夜久「てかもうかなり暗いから、練習終わらせろー。」
黒尾「・・・はっ!」 夜久「?!なんだ黒尾!」
何かを閃いた黒尾は夜久の腕を掴み西川の正面に座らせる。
黒尾「ゆりサーン。夜久とやってみて?」
『へ??えちょ・・・?!』
夜久「あ、?な、何すんだよ!」
黒尾「愛してるよゲーム。」
夜久「はあ?!いや、俺はやらねぇ!」
黒尾「・・・でも、お前が言えばゆりサンが言ってくれるよ?(小声)」
夜久「っ・・・!わ、分かった・・・」
『ええぇぇ?!』
覚悟を決めた夜久は、耳を真っ赤にしながら西川と目を合わせる。
夜久「・・・西川。ぁっ、愛してる・・・」
『ヒュッ・・・・・・・・・』 夜久「・・・西川?」
黒尾「おーいお嬢さん??」
黒尾が西川の体を揺さぶるが反応がない。
黒尾「・・・や、やべぇ・・・」
黒尾「ゆりサンが気絶したー!!!」
月島「は、はあぁ?!」
推しには勝てるわけもない西川でした。
終わり.
“ハイキューキャラや夢主が男→女、女→男のコスプレをしたよ”
三人称side
夢小説特有の謎イベント。
今回は男女逆のコスプレをするようだ。
西川(・・・これ、誰得なんだ・・・?)
西川(とりあえずみんな見に行こー!)
西川が男装し終わり、体育館に行くとかわいらしい女の子が。
『えっ・・・もしかして夜久さんですか?!』
夜久「おー!西川!」
夜久「お前似合ってるな!」
『・・・かっ・・・かっ・・・!!』 「か?」
『かんわいいぃぃ!!!』
推しのあまりの可愛さに興奮した西川は、すぐさまスマホを取り出す。
『とっ、撮ってもいいですか!!』
夜久「え、俺をか・・・??」
『はい!!!』
夜久「この格好はちょっと・・・」
『じゃあ、1・・・2枚!!2枚だけ撮らせてください!!』
夜久「まあ・・・いいぜ!」 『└(‘ω’)┘フォォォ!!』
パシャパシャパシャパシャ
夜久(・・・長くないか?)
パシャパシャパシャパシャパシャパシャ
夜久「お、おい、撮りすぎじゃ・・・」
??「どーもー」 『!?』
あまりの可愛さに連写していると、後ろから肩に手がふれる。
後ろをむくと女装した黒尾と灰羽。
黒尾「2枚どころじゃないんですけどー」
『・・・?? く、黒尾さん、???』
黒尾「黒美よ、黒美。」
『名前付け始めてる・・・』
『ていうか意外と似合ってますね!体はごつすぎますけど!』
灰羽「西川ー!俺可愛くない?!」
『わ!リエーフかわいい!身長高!!』
『やっぱリエーフがもともとかわいいし、女装するとハーフ女子だね!』
灰羽「だよなー!」
いつも通りハイテンションで会話する西川を、黒尾はじっと見つめる。
『・・・黒美さん?どうかしましたか?』
黒尾「・・・いやー、ゆりサン随分と似合ってますねー・・・」
黒尾「イケメンってやつじゃないのこれ」
『え?!そうですか?!』
なんと西川は似合っており、一見は男らしくもどこか元の女の子らしさも感じるなんとも秀麗だった。
灰羽「黒尾さん!イケメンっていう人は身長高くないとダメなんですよ!俺みたいに!」
『なんだとコラ!』
黒尾(・・・・・・こりゃやべぇー・・・)
黒尾「俺男イケる口だったのか・・・?」
??「おーーい!!」
『! 木兎さん!京治さん!』
黒尾が動揺していると、体育館の扉から聞きなれた声が響く。
木兎「ヘイヘイヘーイ!どーよ西川!」
木兎「俺可愛いだろ?!」
『か・・・かわ?木兎さん味は感じます!』
赤葦「似合ってるね。ゆりさん。」
『えへへ、ありがとうございます!』
『・・・ていうか京治さん・・・似合いますね?!』
赤葦「ん?そうかな?」
赤葦「俺としては恥ずかしすぎるけどね。」
『すんごくかわいいです!元がいいからでしょうか?!』
赤葦「ん”、んー・・・あ、」 『?』
赤葦が突然西川の先を見つめ声を出す。
『え!!月島くん?!』
驚いた西川はすぐに月島へ駆け寄る。
『つっ、月島くんこういうの参加しないのかと思ってた・・・!』
月島「はぁ・・・ほんと憂鬱・・・」
『んふ、めっちゃかわいい!似合ってる!』
西川(いくらショートケーキを積まれたのだ)
黒尾「ツッキー似合ってんじゃーん。笑」
赤葦「・・・黒尾さん、ゴリラですか?」
黒尾「ぶん殴るわよ」
『ふふ、・・・見て月島くん!』
『夜久さんめっちゃ可愛くない?!絶対男子でも女子でもモテるよ・・・!』
月島「・・・君は男の方がモテるんじゃない?」
『えぇ?!それはちょっとショック・・・』
『てかそんな似合ってる?!』
月島「・・・まあ、そうかもね、」
『?!』 月島「・・・なに、」
『月島くんが珍しくデレたー!!かわい!』
月島(可愛いのはどっち・・・)
月島(ていうかホント何?なんでこんな似合ってんの??💢)
赤葦(・・・遠くから見ても・・・いいな)
木兎(西川めっちゃかわいい!!)
(( はぁー・・・・・・どうしよ・・・! ))
知らぬ間に男たちの新たな扉を開いてしまった西川でした。