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概要。
兄貴分と弟分という立場がちょっとだけ逆転するこばわな。
別のキャラで書いた昔の作品を引っ張り出すのにハマってます。
もしかしたら、小林と和中に変換されてない箇所があるかもです。
緩いですがしっかり致してるので🔞
えっちな事に抗えない男の本能に迫ってみました。
♡゛喘ぎ、軽い潮吹き、アリ。
モノを、少しでもエロチックな動きで触られれば、勃起反応が出る。
男としては、見られて恥ずかしいような男だと実感出来て嬉しいような、当然のリアクションである。
カウパーの量も、相手がどれだけ感じているかを計る、大切なバロメーターだ。
小林「冬だ~にゃ?♡」
読書をしている和中の背中に、戯れ付いた小林は珍しく甘えてみたりしている。
和中「少しも可愛くない」
しかし和中は振り返るどころか、活字を追い掛けて上下する視線を、動かそうともしない。
普段から彼は読書が好きだが、今は読書にドはまりしているらしく、意気込んで分厚い小説を図書館で借りられるだけ借りてきたらしいのだ。
こうなっては読まぬ手はないと、事務所でも読書に熱中し小林との逢い引きの時にもわざわざ本持参でホテルを訪れている。
それで、今二人はホテルのベッドの上にいた。
ピンク色のけばけばしいライトが妖しく光っていてそれだけでむらむらするのに、本を熟読する和中の姿はどこかこの場所に不似合いで掛け離れている気がする。
小林「兄貴ー、ホテルに来たンスから、する事しましょうよ~」
小林は、そう頬を膨らませたが和中は今本が面白い所らしく、背を向けたまま返事もしなくなってしまった。
ふつふつ…、小林の中で悪戯心が沸いて来るのが分かる。
和中の長めの襟足を分け、白い項に軽く噛み付いてみた。
和中「っ…止めろ」
うざったいらしく、和中は項に噛み付いたままの小林の鳩尾に、肘鉄を食らわせた。
小林(クソッ…)
喉で息を詰まらせた小林は、もう正直我慢も限界だった。
只でさえ、デートは週に1度だと和中に釘をさされているし、小林自身は和中と付き合うようになってから他の女は抱いていない。
こうなれば、多少強引でも良いだろう。
―俺は、溜まっている。
だからたとえ強姦でも良いから、和中とシたいのだ。
男の至る当然の考えなのかそれとも単なる身勝手なのかは、本人を含めて誰にも分からない。
和中「なっ…!?」
視界が一気にぐらつき、気付いた時には和中は背中をベッドのスプリングに預けていて、小林が覆いかぶさってくる。
持っていた本は、小林に因って既にベッドの外に、放り出されていた。
和中「なっ…何を、…ん♡」
いきなり、唇を唇で塞がれ和中はほとほと小林の性欲の旺盛さに呆れた。
今受け入れたら、小林は絶対に図に乗る。
そう思ったが、抵抗する術もないと半分諦めた。
最初に述べた通り、男は現金だ。
シたい気持ちがなくても、触れられるだけで反応を示してしまう。
和中も、その例に漏れず男である。
ズボンの上から、それを人差し指の先でなぞられただけで熱を持ち始める。
指は勃起させるという、意志を持って動いているから尚更だ。
上着の前を肌蹴ると、二つの乳首は既に硬くなりズボンを足から引き抜けば、下着に包まれてはいるが、それは勃起ちかけていた。
同じく小林の人差し指が、顎から首筋を滑り、乳首をきゅっと親指と中指で強めに摘まんだ。
和中「はぁ…♡う゛…♡」
それから、両方の乳首を散々こねくり回された。
もう、下半身の熱が張り裂けそうになり、和中は淫らに腰を動かした。
気付いたらしい小林は、冷笑した。
小林「触って欲しいッスか?♡」
上から目線の言葉に、元々プライドが高い和中は抗議の意味を含めて目を背けた。
小林「まだ、足りないみたいッスね…♡♡」
小林は和中の下着を取り去り、半勃起のそれをやんわり愛撫し始めた。
むずむず歯痒い感覚に、もっとダイレクトな刺激を求めたくなったが、何とか堪える。
その間にも和中のそれはどんどん成長し、とうとう完全に勃起ち上がった。
身体が感じているのは一目瞭然なのに、中々最後の牙城が落ちない事に小林は苦笑いした。
小林「兄貴が理性の塊だって事はよーく分かってますよ…♡でも、男は快楽には勝てないンス♡♡」
そう言って、左手で和中の右足首を高く持ち上げると空いている片方の手で、側のテーブル置いてあったローションを手に取る。
和中のそれから尻穴にかけて、たっぷりとローションを零した。
その冷たい感覚に身体を震わせた和中は、これ以上声を出すまいと歯を食い縛った。
空になったローションも本と同じく床に放り投げ、和中のそれを右手で握り込む。
卑猥な音と共に、手が上下を始め、時折尿道口に親指の爪を立てながら、巧みに皮を擦っていく。
和中「…っ♡」
肌を紅潮させた和中は腰を低く浮かせながら、必死に声を抑えている。
和中「ーっ…♡っ…!♡♡」
扱けば扱く程分泌したカウパーの量が、ローションにまみれた上からでも増えるのが感触で分かる。
―しかし。
小林は、和中が声を出さないのが気に食わなかった。
小林「声出して下さいよ、兄貴ぃ♡♡」
左手で和中の顎を掴み、無理矢理口をこじ開けてみる。
和中「うっ…煩…い♡♡」
反抗的な言葉を口にする和中に、小林は段々とむかついてきた。
小林「…かりましたよ、もうシてやりません」
そう言って小林は和中を解放し手に付いたローションを洗い流す為に、ベッドから離れてしまった。
服を脱がされ昂った体を放置された和中は、呆然と小林の姿を目で追っている。
あの性欲の旺盛の、ヤる事しか頭にない小林が…。
セックスを諦めた。
小林は手を洗面所で濯ぎ終えると、ソファーに座ってテレビのスイッチを入れた。
画面に映し出された、難しそうな顔をした政治家の記者会見を、むすっとした表情で眺める。
和中「こ、小林…?」
流石に申し訳ない気がして小林に声を掛けるが、答える様子はない。
体を起こし裸のままの和中もベッドから降りて、ソファーに歩み寄った。
和中「小林…怒ってるのか?その…俺が悪かった」
小林の正面に回って、テレビを遮って言うと、彼はにやりと口角を上げた。
小林「んー、本当に悪いと思ってるなら、跪いてくださいよ」
和中「…」
それが兄貴分に対する態度なのかと微妙な表情の和中を、小林は追い詰める。
小林「どうしたンスか?悪いと思ってるンスよね?」
文句を言おうか一瞬悩んだが、今これ以上小林を怒らせると後々困る事になる。
前に似たような事があって、喧嘩別れしたら次の日仮眠室に連れ込まれ、組の連中にバレそうになるかと思うほどぎりきりのセックスを強いられた。
和中は、黙って膝を折った。
しかしそれからどうして良いか分からずに、困惑していると小林に足で肩を軽く蹴られた。
屈辱的な状況に、奥歯を噛み締める。
小林「改めて、頭下げて謝ってください」
和中は、言われた通りに頭を垂れ、震えた声で。
和中「す…すまなかった」
頭を上げずにいると突然髪の毛を掴まれて、顔を上に向かせられた。
目の前には、小林の半勃起ちのモノがある。
怯えた瞳で小林の顔を見上げたが、彼は相変わらず冷たい笑みのままで言った。
小林「勃起たせてくださいよ」
後に退く訳にもいかず、和中は恐る恐る小林のモノを、口に含んだ。
右手で根元の皮を擦りながら、先端を吸引し舌で亀頭の先端の尿道口をつつく。
モノは段々と体積を増し、すぐに勃起った。
カウパーの苦味で顔を歪めた和中に欲情している小林は、髪を撫でてやりながら笑みを浮かべている。
小林「もう良いッスよ♡そこで四つん這いになってください♡♡」
和中の唇が、物惜しそうに銀色の糸を引いて離れ、言われた通りに、床の上で四つん這いになった。
小林はソファーから立ち、和中の尻を両手で割った。
口を開け、紅く色づく尻穴に息を飲む小林。
尻穴に指を当てるとまだローションで濡れていて、挿入れるのは可能のようだ。
3本一気に指を入れ、乱暴に掻き回す。
和中「ん…♡はっ…♡あ゛ぁあ…♡」
何だかんだで和中も気持ちイイ事は確かで、小林が腰に手を回すとそれは勃起っていた。
前立腺を思う存分弄んだ後指を抜いた小林は、ばちばちに張り詰めた切っ先を和中の尻穴に当てた。
和中「あ…!♡う…♡う゛ーっ!♡」
和中の背筋が弓なりになり、ローションでとろけた局部が、モノを飲み込んでいく。
内部は痙攣しながら小林を迎え、波を打つ。
和中「ふっ…♡はぁー、♡♡はっ…♡はあ…♡♡」
ゆっくり腰を動かし、和中の好きな部分を重点的に擦った。
ついでに粘膜の向こうの早い脈を味わいながら、ぎりぎりまで引き抜いてまた奥深く貫く。
―嗚呼、そうだった。
男と言うやつは、ヤる事しか考えていない、最低の生き物だった。
結局、自分とシている和中も多少理性が邪魔をするだけであって、その最低の生き物の一人だったのだ。
あんな酷い事をされて、勃起しているなんて…。
和中を犯しながら、小林はぼんやりそんな事を考えていた。
和中「やっ…♡ひっ!♡♡」
和中の素っ頓狂な声に、思考が一旦停止する。
小林「はっ、どうしました?♡ヨかったンスか?♡」
笑いながら聞くと、和中は珍しく素直に頷いた。
また、激しく腰を振り、びくんびくん和中の身体が跳ねる。
締まる内部に小林は眉を寄せ大きく腰をグラインドさせて、ラストスパートを掛けた。
そうしながら和中のそれも扱いてやる。
和中「ん…!♡あ゛ぅっ…♡あ、あ゙ーっ!♡♡」
小林「…つ!♡」
和中が達すると、その締まりで小林も体内に熱を解放した。
名残りで勃起っているモノで奥を突きながら和中のそれを扱き続けると、不意に和中の背筋が大きく撓る。
和中「で…る!♡でちゃあ゛ぁあ!♡♡ 」
ぷしゃあああ!和中はそれから潮を吹いた。
びゅっびゅっ、吹いた潮は和中の体を濡らしラブホテルのピンク色のライトを浴びて妖艶に光る。
その光景に再び下半身に熱が集まりはじめた小林は、モノを抜かずにまた腰を動かした。
和中「やっ…♡あ゛っ♡うぅ゛…♡♡」
小林「兄貴ってエロいッスよねー♡♡ 」
腰を動かしながら、しみじみ呟く小林。
それからベッドへと二人で移動して、気まずさも忘れたように何度も体を重ね合った。
嗚呼、男って。
和中の安らかな寝顔を眺めながら、小林は考える。
男とはヤる事しか頭にない最低の生き物だが同時に、この事後の平和な瞬間だけは男は最高なんだと。
END