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曽野舜太×吉田仁人
「君さ、今うちの店のもん盗んだよな?」
「盗んでないです!」
「いや、俺絶対見た!君が鞄にお菓子入れたとこ絶対見たもん」
奥の控え室みたいなところに呼ばれた俺は、カバンの中を見せろとこのバイト(多分)に言われてる。もちろん見せたくなんかないから、言い訳して隠すけど、俺よりでかいこいつに力で勝てるはずもなくて。
「ほら!あるやん!レジ通してないからわかるねん!」
バレてしまっちゃあ、仕方ない。ここは素直に謝ろう!
「ごめんなさい!学校には言わないで!なんでもしますから!!給料なしでお手伝いとかします!」
「なんでもする……?」
「はい!なんでもするんでお願いします!今回は見逃してください!」
「ふーん、まあええけど。世の中そんな甘いもんちゃうで?」
やさしい!神様!だと思ったら悪魔だった。
世の中本当にそんな甘いものじゃなかった。
「あ゛♡」
「ははっ、鼻水も涙もだらっだら。お兄さんせっかく可愛い顔してんのに台無しやなぁ」
こいつのデカすぎて顎痛い。
俺の万引きを誰にも言わない代わりに、俺の御奉仕してよお兄さん♡とか言われていまこれ。
なんで知らない年下の男の、自分にもついてるそれを咥えなきゃいけないんだろ。
「他の店でもこうやって物盗んで、許してって言ってちんこしゃぶらせてもらってんの?」
なわけあるか!ぶんぶんと首を横に振るけど、振る度に頬の裏にこいつのがぺちぺち当たって苦しい。
ちゃんと舐めなきゃ怒られるので、先とか裏筋とかを頑張って舌を伸ばして舐めてみるけれど、仕事終わりの汗をいっぱいかいたそれはそれなりに臭いもきついもので、口も鼻もいっぱいいっぱいになる。
ふーふーと鼻で息してみるけど、その度にしょっぱいにおいがして苦しい。
「鼻で頑張って息しててかわええなぁ。でもさお兄さん」
「……」
「そんなちんたらしててもイけへんのやけど」
「お゛♡」
死んじゃう♡死んじゃう♡♡喉にちんこが刺さって死んじゃう♡くるしいよーって言いたいけど、段々催眠術にかかったみたいにこいつのを御奉仕するのがやめられない。
「はは、ハマってきたんちゃう?毎日やってくれてもいいよー」
やるもんか!怒りたいのに、奥にごんごんされるから汚い声が止まらない。
「あ゛♡んんっ、ぐ、るじ、♡」
「あーーほんまかわええなぁ、じんとくん♡」
なんで名前……そう聞きたいのに、こいつのはなかなかイッてくれなくてもう10分くらい咥えてる……♡
頑張って気持ちよさそうなところ舐めてるのに。段々俺のテクじゃ駄目なの?と悔しくなってきて、舌でぐりぐりと先の方をほじくってみたり、先走りを舌で伸ばした後に唇で思い切り吸ったりする。なんでおれ、こいつのしゃぶるのに本気になってんだろ……
「なあ、いきなり本気出さんでよ」
咥えながらこいつの顔を見てみると、さっきまでの余裕そうな顔はどっかに消えてはぁはぁと小さな声を漏らしていた。
思わず、
「きもちいいの……?」
なんて聞いてしまう。
「当たり前やろ、!」
「う゛ぶ♡」
くるしい、くるしい♡♡
でも同じくらいおれもきもちいい♡♡もっと欲しい♡
自分のも興奮してきてるのがわかる。痛くてはやく触りたい。だけど使ったことないはずの後ろもさびしくて、おれはどうしたらいいんだろう。
バスケットボールみたいに頭をがしっと掴まれるだけでなく、とんとんと突かれて奥に奥にはいってくる。舌に絡みつく毛にも溺れそうになって、ああ、もうむり……
「ん゛っ♡」
「は?」
「なんで俺より先にイッてるん。いいわけないやろ」
触ってもないのに、自分のそれは欲を放っていた。ズボンの上からでもわかるシミが恥ずかしくて涙が流れてくる。
年下の男に無理やりちんこ咥えさせられて、自分は指一本も触られてもないのに果てちゃうなんて。男として情けなくて、かなしくて、みっともない格好してるのなんてどうでもいいほどに涙が止まらない。
「お兄さん情けな」
足でぐりぐりなんてしないで。先に触れるだけでもう気持ちよくてたまらない。もっともっとなんて言うように腰は動いてしまう。
「涙ぼろぼろでかわいいなぁ。恥ずかしくてたまらんのやろ?情けないなぁ、涙も精液も腰も止まってほしいのに止まらんなぁ、可哀想に」
屈辱的な言葉にすら気持ちよさを感じてしまうなんてほんとうに俺、どうにかしちゃったの。
でも、でも、ほしいよ……
欲しくてたまらないの
「ねぇおにいさん」
「もっと気持ちいいことしよか?」
はやくおれの後ろにそれちょうだい
おれもこいつも、おれが万引きしたことなんてわすれて無我夢中に身体を求めあった。はじめてだったのに、こんな快楽を知ってしまうなんて俺……
「また万引きしてくれてもええで?おれがみっちりお仕置してあげるからな、じんとくん♡」
いいわけないだろ。