「ん、、、パチ」
「ここ、どこだ?」
気がつくと俺は見知らぬ部屋のベッドの上にいた
どうしてここにいるのか、、思い出せない
そして俺は誰で、ここはどこなんだ?
分からないことだらけだ…
当たりをキョロキョロしていると、ドアが開いた
ガチャッ
「マイキー早く起きなさい!」
目の前には金髪の女の子が立っていた
年齢は10代くらいで、制服を着ていた
誰だ…?この子…てか、まいきー?
などと、考えていると
彼女は俺の前まで歩いてきた
すると彼女は俺から布団を引き剥がした
「ちょ、」
「急がないと学校遅れるよ」
「学校?」
「なーに寝ぼけてんのよ」
「それより早く準備してご飯食べて」
「え、あ、うん」
俺は押し出されるように部屋の外に出ると
彼女はテキパキと俺が寝ていた布団をたたみ始め、あっという間に部屋を片付けた
「…」
一体誰なんだこの子…
彼女?兄妹?それとも……いろいろ考えたが益々分からなくなる一方だ
あぁ〜もう!考えるのやめた!直接聞こう
どうやら俺は考えるのが苦手らしい
「なぁ…」
「ん?なに?」
俺が話しかけると彼女は作業を中断し、俺の方を向いた
「お前…誰なんだ?」
俺が頭を掻きながら聞くと彼女は黙ってしまった
彼女の顔を見ると酷く驚いていてるのと同時にすごく悲しそうな顔をしていた
何かまずいことを言ってしまったのか、と考えていると彼女が口を開いた
「ほんとに…覚えてないの…?」
彼女は今にも泣きそうな顔で聞いてきた
「あぁ、分からない、、俺が誰なのかも思い出せない」と申し訳なさそうに答えた
彼女の悲しそうな顔を見るとひどく、心が痛くなった
俺にとって彼女は大切な存在だったのだろう…と感じることが出来た…
「分かった、今から教えてあげる」
彼女は笑顔でそう言ってくれた
彼女は笑っているつもりなんだろう…
だが、全然目が笑っていなかった
無理に笑っているな、、と察せられるほど下手な笑顔だ…
「ありがとな」
「ううん!全然」
彼女の悲しそうな笑顔を見ると、胸の当たりがギュッっと締め付けられる感覚に襲われる
なんとしてでも思い出さなきゃ…
俺は心に誓った
「とりあえずご飯食べながら話そ」
「分かった」
俺たちは部屋を後にした
―リビング―
*️⃣こっから誰が喋っているのか分かるように名前がカッコの前についてます
?「じゃーまずはウチの名前から」
エマ「ウチの名前は佐野エマ」
オレ「さの…えま…」
エマ「そう!で、あなたの名前は佐野万次郎」
オレ「さの、まんじろう」
エマ「皆にはマイキーって呼ばれてるんだよ」
マイ「マイキー?」
不思議なあだ名だ…
エマ「多分もうすぐで来ると思うんだけど…」
マイ「?」
エマ「あ、あ〜まだ言ってなかった」
エマ「マイキーの友達が今から来てくれるって」
マイ「友達?」
エマ「そ!小さい頃からの友達」
マイ「へぇ〜」
俺が言ったのと同時にドアが開いた
ガチャッ
ドラ「悪ぃ遅くなった」
エマ「噂をすれば」
マイ「この人が俺の友達?」
すっげぇーでけー、、俺の何倍もでけぇ
てか見るからに不良じゃん!
ドラ「龍宮寺堅、ドラケンだ」
マイ「どらけん?」
ドラ「そーだ、てかほんとに忘れちまったのか…」
彼は悲しそうな顔で俺を見た
あぁ、、まただ…また胸が締め付けられる感覚が…
この人も、俺にとって大切な人らしい
俺がいろいろ考えていると、4人くらいドアを開けて入ってきた
「おはよ、エマちゃん」
エマ「三ツ谷、場地、千冬くん、たけみっち来てくれてありがとう」
ミツ「あとは俺らに任せて、エマちゃんは少し休んできな」
エマ「ちょっと疲れたけど大丈夫だよ」
チフ「こんな状況ですし疲れるのは当たり前っすよ」
バジ「そうだぞ、エマ」
タケ「エマちゃんゆっくり休んできてください!」
俺の友達だと名乗る奴らはエマを心配していた
俺が記憶をなくしちまったから、、エマは…
早く思い出さないと
マイ「なぁ、名前教えてくれ」
俺がそう言うと、タレ目の銀髪の男が順番に自己紹介するからよく聞いとけよとニカっと笑った
マイ「分かった」
「俺からだな」
と言った男は長髪で目が鋭く、高身長だ
「俺は場地圭介だ」
マイ「ばじ、けいすけ」
バジ「いつも場地ってお前に呼ばれてる」
友達なのに苗字呼びなのか…と不思議に思った
「次は俺だな」と発言した男はさっき、ニカっと笑った男だ
「俺は三ツ谷隆、よろしくな」
マイ「みつや、たかし…」
ミツ「場地同様苗字呼びだ」
マイ「なるほど…」
俺らの距離はどーなってんだ?
ほんとに友達か?と疑ってしまう
次に発言した男は金髪でいかにも元気そうな男で、なぜか敬語を使っていた
「俺の名前は松野千冬っす!」
マイ「まつのちふゆ」
チフ「そーっす!マイキーくんには千冬って呼ばれてます」
マイ「なるほど」
今度は下の名前で呼んでる…
最後は俺っすね!と元気よく言った男は金髪で変な髪型をしてた
それに他の奴らに比べて、、可愛い…!(真顔)
「俺の名前は花垣武道です!」
ニコっと笑った彼の顔に見覚えがあった
マイ「たけ、、みっち…?」
タケ「そーです!マイキーくんにたけみっちって呼ばれてたんすよ!」
たけみっちに手を握られた瞬間、俺の記憶?が流れ込んできた
自分の名前、顔、アイツらの名前と顔、全て思い出した
ドラ「マイキー思い出したのか?」
マイ「あぁ!思い出した!」
バジ「ほんとか!?」
ミツ「俺ら全員の名前と何番隊に所属してるか言ってみろ」
マイ「分かった」
「まず、ケンちんからケンちんは東卍の副総長で、その隣の場地は壱番隊の隊長で千冬も場地と同じ隊の副隊長、三ツ谷は弐番隊の隊長でたけみっちは場地と千冬と一緒の壱番隊」
ドラ「当たり」
チフ「でもなんで急に思い出したんすかね」
タケ「確かに」
マイ「いや、、なんかたけみっちの顔みたら思い出した」
タケ「お、俺っすか!?」
ミツ「んだよそれw」
バジ「意味わかんねぇw」
ドラ「それなw」
タケ「でも思い出せて良かったっす!」
ミツ「そーだな」
チフ「エマちゃん連れてきました!」
エマ「マイキー?思い出したの?」
マイ「あぁ!ニカ」
エマ「うわぁーん」ギュッ
エマが泣きながら抱きついてきた
マイ「ごめんな、エマ」
エマ「ううん、思い出してくれて嬉しいグスッ」
俺は記憶を取り戻すことができた
なぜたけみっちで思い出せたのか不思議だけど、思い出せて良かった
終わり
終わりー!
どーでした?
なんかよく分からん内容だけど😅
設定が、違うのはごめんね
❤とコメントよろしく!
ハ-トクダサイ
良かったらフォローお願い🙏
それでは
おつさも!
コメント
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いつもお疲れ様です