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呪術廻戦 ヨリ 夏油傑×五条悟 ⚠️双方離反if
夏side
―――あの時、悟が悟じゃないみたいだった。
五「こいつら、殺すか?」
夏「――あぁ、殺そう。」
気の迷いだった。非術師を守る意味が見つからなかった。
五「全員殺したぞ傑。帰ろう」
その時差し伸ばされた悟の手は、色白なあの手は、真っ赤に染まっていた。
私はその手を取れなかった。
五「傑?」
夏「あぁ、ごめん。少し眩暈がしただけだ」
目の前のことがあまりにも信じ難くて、私はどうすればいいのかわからなかった。
高専についた瞬間、自分の罪を自覚した。
『悟に非術師を殺させた。』
その事実は変わらない。
もう戻れない。
―――呪術規定により悟は処刑対象となる。
夜蛾先生にそう告げられた。
どれだけ私のせいだと言っても、実行犯は悟だったから認められなかった。
私と悟は考えた。
一緒に、一緒にこの腐った世界から逃げようと。
本当は、私一人で逃げようと思った。
猿を全員殺そうと思った。
でも一人ではできない。
でも最強に成った悟を連れていけば不可能が可能になる。
そして罪からも逃れられる。
夏「悟。私と一緒にこの世界から逃げないか」
五「どういうことだよ」
夏「一緒に、ここを離れて猿を全員殺すんだ。」
夏「私たちになら、できると思わないか?」
五「…..俺らならできるだろうな。」
夏「ならば一緒に行こう。汚れた世界をきれいにしよう。」
五「いいよ、なんでも」
思ったよりも早く承諾してくれた。
五「お前といられるならなんだっていい」
夏「そうか、」
『お前といられるなら』その言葉に胸が高揚した。
悟は私がいればなんだっていいのか。
夏「私がなにをしても、悟の隣にいればなんでもいいのか?」
五「お前がいればどうにかなるだろ?」
夏「ははっ、そうか。変わったやつだな、君は。」
その後、悟と一緒に高専から姿を消した。
一緒に盤星教を乗っ取った。
私は猿を集め、悟は猿を殺す。
夏「あぁ〇〇さん。またきてくれたんですね。」
モブ「夏油様、わたしっ」
夏「…あぁ落ち着いてください。」
夏「(面倒だな)」
夏「悟、でておいで。」
五「はーい」
モブ「え、?」
夏「君からはもう何も取れない、用無しだ」
五「てことだから、ばいばーい」
グサッ
夏「ちょっと悟ぅ、それ料理用の包丁だろう?まったく、、」
こうして生計を立てて二人で幸せに過ごした。
これが私の、いや、私たちの