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次の授業は体育で私は茉里奈と一緒に更衣室へ向かった。今日は確か体力テストだったはず、、、私はあまり運動が得意な訳では無いので平均の得点なんだろうけど。肝心のところはそこじゃないんだよね。
そう体力テストでは、ペアが!
「凛、皐月とペアになれるといいね〜」
「まっ茉里奈!?」
茉里奈に言われてしまったけど、体力テストは女子2人男子2人のペアチームとなってするのだ。
そう、つまり皐月君と一緒にペアになれるかもしれないのだ!
「よし!私頑張るぞ!」
心の中で唱えたつもりが、口に出ていたらしい。茉里奈が頑張れと言ってくれた。
茉里奈にもちゃんと話さないとな、こんなに応援してくれてるんだから。
私と茉里奈は体操服に着替えて、体育館へと向かった。向かう途中皐月君を発見してすごく胸が高なった。皐月君は私に思われてるなんて気づきもせず男友達と仲良く話しながら通り過ぎて行った。私もあんな感じに話せたらいいのにな、、、そんなことを思いながら私も皐月君達の後を追って体育館へと向かった。
「これから2時間目の体育の学習を始めます。姿勢、礼、お願いします。着席。」
2時間目の授業が始まり、少し蒸し暑い体育館の中で先生が体力テストについて話していた。私は早くペアの発表にならないかと思いながら頭の片隅で先生の話を聞く。
「それじゃあ、ペアの発表するぞ。一ペア仁井谷と佐藤と、、、」
まだ私の名前、茉里奈と皐月君の名前は呼ばれていない。もしかしたら一緒になれるかもしれない。そんな期待を胸に先生の話を聞く。
「7ペア梶尾、皐月、、、」
、、、やっぱり期待なんてしちゃいけなかったんだ。私は皐月君と一緒のペアになることは出来なかった。ものすごく悲しくて、今からやる体力テストが憂鬱になってきた。そういえばまだ私の名前と茉里奈の名前を聞いていない。
「最後のペアは、高尾、月見里(やまなし)凛、茉里奈だ。それじゃあ開始。」
先生はそう言って体力テストの準備に向かっていった。残念ながら皐月君と一緒になることは出来なかったけど、茉里奈と一緒になれた。、、、てかなんで彰(あきら)とペアなの!?私は複雑な気持ちでペアの人が、いるところへと向かった。