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「よろしくー」
2時間目の体育の授業が始まった。私は一緒にペアになりたかった皐月君となることは出来なかった。が、茉里奈となれたから今はもう落ち込んだりなんてしていない。
んで、こっからが大事な話になる。私のペアに幼なじみの高尾彰(たかおあきら)がいるのだ。幼なじみだから仲が悪い訳では無いけど彰は私が皐月君のことを好きなのを知っていてそれをからかってくるのだ。応援はしてくれてるみたいだけど、、、
「なー凛。どんまいだったなー皐月と離れて(ボソッ)」
「彰!もう、気にしないでいーよー。まぁ茉里奈と一緒にペアなれたから落ち込んでなんかないもん!」
「えーほんと?離れたこと知った時めちゃくちゃガッカリしてたじゃん!まぁそう言ってくれると嬉しいけど」
そんな感じで私は少しからかわれ気味。そんな中、後から遅れたと言ってやってきた月見里君。皆で軽く挨拶して何のテストからしていくか話していると、
「なぁ、凛。」
月見里君が急に話しかけてきたのだ。私はびっくりして、
「はひぃ!!」
と声を出してしまった。、、、しゅうし沈黙。ものすごく恥ずかしくて私が固まっていると
月見里君が突然腹を抱えて笑いだしたのだ。どうしていいか固まっていると、
「ハハハ、まじ!そこでなんでビビってんだよ笑、凛ホントおもろ笑」
「月見里くんこそ、なんでそこで笑うの?」
そんな会話をしながら、私たちは、まず、握力測定の場所へと向かった。私は握力に関しては自信があり、何キロくらいいくかなーなんて考えていると、少し先の場所から皐月くんのチームがやってきていることに気づいた。う、うそ!!たとえチームになれなくてももしかしたら話せるかもしれないじゃん!!私は期待を胸に皐月くんたちのチームが来るのを待った。