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〇〇 side
絶賛生理中です。腹痛に耐えながらテキパキと仕事をこなす今日この頃の私。大好きな辰哉のために早く帰らなければと思い時計を見ると針が午後9時をさそうとしていた。
〇〇『ヤバっ、早く帰ろ』
彼のいる家の鍵を開けた
〇〇『ただいま〜』
返事がない。お風呂にでも入っているのかと思いながらリビングのドアに手をかけた
〇〇『ただいま』
なんだ、またゲームか
辰哉『あ、おかえり!』
〇〇『ご飯は?食べた?』
辰哉『食べてないよ。俺ご飯作れないから』
〇〇『そっか。今から作るね』
辰哉『うん』
〇〇『何が食べたい?』
辰哉『何でもいいよ!簡単な料理で』
〇〇『分かった』
彼なりには何でも良いというその2文字に気を使っているつもりだろう。だけどね辰哉、何でも良いが一番困る…
料理も作っている時も彼はゲームに夢中。私はどんどん痛くなっていく腰と腹痛を我慢しながら料理を作る
辰哉『いただきまーす』
〇〇『いただきます‥』
辰哉『これ、美味っ』
〇〇『良かった』
私は中々食欲がわかずご飯を残した。冷蔵庫に、残したご飯を入れたと同時にお風呂が沸いた音楽がなった。
〇〇『どっちから入る』
辰哉『どっちでも良いよ』
辰哉はそう言うとゲームの電源を入れた。
〇〇『私から入るね…ハァ』
私のため息を気を気にも止めずゲームに夢中の辰哉。私は愛されていないんだな‥
辰哉より先にお風呂に入り、パジャマに着替えお風呂をあとにした。
〇〇『上がったよ』
辰哉『分かった』
そう言ってゲームの電源を切る辰哉。その瞬間私は視界が揺らいだ。あっ、ヤバイ‥倒れる。貧血だろう。床に倒れた私に驚く辰哉。
辰哉『大丈夫?』
〇〇『大丈夫なわけないじゃん』
残りの力をふり絞り、その一言を発した。
辰哉『えっ』
辰哉『泣かないで』
私、泣いてるんだ。
辰哉 side
さっき急に〇〇が倒れた。
辰哉『大丈夫?』
〇〇『大丈夫なわけないじゃん』
弱々しい声でそうつぶやく〇〇。それと同時に目から大粒の涙を流した。俺はどうしていいか分からなくなった。
辰哉『えっ』
辰哉『泣かないで』
そう言って〇〇に駆け寄る。涙を拭おうと手を顔に近づけたとき、その手を〇〇に払われてしまった
辰哉『ッ‥』
〇〇『触らないで』
〇〇『どうせ愛してないくせに』
そう言われてハッとした。
辰哉『俺なんか悪いことした』
俺がそう言うと、さらに機嫌を悪くした〇〇が立ち上がり寝室に向かった。その時〇〇のズボンのお尻辺りが赤に染まっていた。俺はやっと察した。生理なんだ。なのに俺は酷いことをした。そう思うと勝手に体が動き気づけば〇〇に後ろからハグをした。
辰哉『ほんとにごめんなさい』
〇〇『なにに謝ってるの』
辰哉『生理なのに、料理作らせた』
〇〇『それから』
辰哉『〇〇じゃなくてゲームを優先した』
〇〇『それから』
辰哉『・・・』
〇〇『私のこと好き?愛してた?』
辰哉『もちろん』
〇〇『じゃあもう、ゲームじゃなくて…』
辰哉『〇〇だけ考える』
〇〇『うん。そうしてね』
辰哉『分かった』
〇〇『じゃあ、一緒に寝よ』
辰哉『良いけどお風呂入ろっか』
〇〇『何で、もう入った』
辰哉『ズボンに血』
〇〇『ほんとだ』
辰哉『二人でお風呂入ろ?』
〇〇『うん』
どうでしたか?
今回は長めに書いてみました!楽しんでもらえたら嬉しいです!次回もお楽しみに〜