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方向性の違う僕たち

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方向性の違う僕たち

4 - 第4話

♥

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2025年06月04日

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「ここ行きつけなんだよねー俺の」



「へー、勇斗くん本当にこーゆーの詳しいよね」



「ダチが詳しいからそれでよく色んなところ言ってるだけだよ笑笑」



また別の友達の話。



別にどうだっていい。



そんなことより今はいつ告白すべきか。



ご飯食べ終わったタイミングで言うべきか、



「何食べる?」



「え!えーとねー、」



頭が回らない。



非常に緊張してきた。



「ねー仁人」



「え!?なに!?」



「前から思ってたんだけどさ」



「え?うん。」



「…やっぱりなんでもないや」



「え?」



なにそれ。



あーもうすぐ隠す人だこの人。



ずるいな。



結局何も言えず外に出てしまった。



お互い解散して、明日の合格発表のために早く寝ることにする。



合格してほしいという緊張より、一緒の高校になりますよにという緊張でお腹が痛い。



プルルルル



LINEが来た。



勇斗くんからだ。




『今日はありがとな。明日8時にお前ん家の前行くわ。おやすみ。 』




おやすみ!?



友達におやすみっていう!?



もうカップルじゃんもうこれ



今日告白しとけば良かったーー



思ったより緊張して中々言うタイミング失った。



てか、『…なんでもない』が気になりすぎて頭が回らなかった。



何を考えているのか分からないあの人は。






そして合格発表日。



無事に2人は目指していた塩崎高校への合格が決まった。



また一緒の同じ学校だ。



中学では告白は出来なかったけど、とりあえず今は一安心した。



というかちょーうれしい。



「仁人!おめでとう!またよろしくな!」



「勇斗くんもよろしくね!!」



「てか、”勇斗くん”っていうのやめろよ!もう高校からは呼び捨てにしろよ」



「わ、わかった、はやと、」



「よしよし、いい子だ、じゃ!俺別の人とご飯行くから先行くわ!じゃあな!」



ずるい男だよほんとに。



とりあえず良かった。



3年間また一緒の学校だ。



嬉しい気持ちを膨らませて、1人で家に帰った。




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