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同窓会が始まった。
同窓会というより高層階のビュッフェ系レストランでの食事会だった。
食べたいものが多くていっぱい取ってしまいお皿がパンパンになってしまった。
すると渡辺くんが「ふはっ笑 めっちゃ取ってんね笑 お皿とってきてあげる」
って言ってわざわざもう一つのお皿をとってトレーに置いてくれた。
更には取りたいのがあるのかを聞かれ、料理名を言うとわざわざ教えてくれて取ってくれた。
渡辺くんってこんなに優しかったっけって思ったけど本人があまりにも楽しそうだったので、口には出さないでおいた。
席に戻ってご飯を食べていると陽菜が言い出した。
陽菜「というかさ、梓ちゃんに聞きたいんだけど、その隣の男性は誰なの？」
梓「ああ、私実は結婚してさ、だから旦那です。」
梓ちゃんの隣に座っていた男性は、初めましてと挨拶してきた。
ちゃんと挨拶するってことはいい人なのだろう。
なんとなく旦那さんへの梓ちゃんの対応が淡白だったような気がすると思っていたら、梓ちゃんが言い出した。
梓「政略結婚なの。私と通さん。」
梓ちゃんはそういうとパスタを巻いて食べた。
陽菜「あっ、なんかごめん。聞いちゃって、」
梓「大丈夫、何回も聞かれてて慣れてるし笑」
無理に笑った笑顔が見てられなくて、グラタンを頬張った。
すると梓ちゃんが私に話を振ってきた
梓「真子はどうなの？彼氏とか出来た？」
急にきた質問に周りを見渡すと全員聞きたそうにしている。 なんなら陽菜は少し不安げな表情に見えたような気がする。
「いるよ、彼氏」
そう答えると陽菜は不安げな表情から一転してニヤニヤしながら話しだした。
陽菜「この前見たけどかっこよかったよ、背高くてイケメンで、モデルさんみたいな感じだった。」
梓「そうなんだ〜！写真とかある？」
そう言われたのでスマホを取り出してアルバムを見返す。
「あるけど、はい、この写真」
選んだのはこの前とったランチでの写真。
蓮と自分のビジュアルがいいのを選んだ
梓「めっちゃイケメン！！すごっ！！ほら、亮平くんも渡辺くんも！」
思ったより写真の反応が良くてびっくりした。
亮平「ほんとだ、モデルさんみたいでかっこいいね。す」
渡辺「やばっ！！こんなイケメン捕まえたの？真子すご！！」
男性陣からも評判は良く、蓮の顔面ってすごいんだなって改めて思った。
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