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ども、主です。それでは本編どうぞ!
ーNoside
💛は、馬を走らせていた。居場所がわかったとなれば動くほかない。大勢の武官、いや、軍隊を引き連れた💗の目に、妹を思うような心は見られなかった。
💗「俺に続けーっ!標的は、狛伊勢州(こまいせしゅう)だーっ!」
兵士「おぉーっ!!」
💛「🧡兄何もたもたしてるんですか!早く行かないと💗兄に置いてかれますよ!」
🧡「、、、いや、なんか嫌な予感がして、、、。」
💛「!?」
🧡の「嫌な予感」は大体当たる。💛は兄弟のうえ、何回も経験してきている身だ。この後、絶対に嫌なことが起きる。🧡は別に予言者でもないが、何故か当たってしまう。そんな兄だからこそ、💛は恐ろしくて仕方がない。💗に関しては、耳にすら入っていないようだ。
💗「🧡!お前の軍を東側にまわせ!そして💛の軍は反対側に!」
🧡・💛「了解。」
兵士「💗様!向かい側から敵襲です!」
💗「迎え撃て!」
ここはもはや戦場だ。💗達は将軍という立場に今はある。馬を走らせ、着いた先は狛伊勢州の主の城。💛はこんな場所には入りたくなかった。自分の兄の実家と言っても過言でない場所だ。そんな思い入れの場所を壊しに来て良いのだろうかという素朴な疑問が湧く。
💗「全軍聞けっ!目的は、、、伊勢州!突撃ーっ!!」
兵士「おぉーっ!!」
💗の叫び声に従い、兵士たちは村へと乗り込む。大きな神殿は、兵士たちによって壊されていった。村は戦火で消えゆく。のんびりしていた村の住人達は逃げ回った。💗達は、狛伊勢州の神殿に入っていった。神殿のつくりは複雑で、何度も罠にかかりかけた時があった。
🧡「💗兄、もしかしてこれ、、、隠し扉やないの?」
ギギギギギ…
💛「🧡兄すごい、、、(´゚д゚`)」
💗「やっぱり🧡の頭脳は頼りになるな!よし、俺たちだけで行こう。何かあったら呼べば良い。」
🧡・💛「はい。」
その部屋までの道は異常なほどに狭く感じた。それをくぐり抜けると、❤たちが縛られていて、その横には桃華が立っていた。手には拳銃が握られている。
💗「、、、っ!やっぱりお前だったか、、、!」
桃華「、、、ええ。」
❤「ん”ーっ!ん”ん”ーっ!!(💛様!違う!この人は無罪なんだ!!)」
💗「どうしてこのような事をした?」
桃華「、、、信じてはいただけないでしょう。、、、全ては兄上のため。兄上に全てを注ぐには、これしかなかったんです。」
💛「随分見え透いた嘘で。」
🧡「、、、。」
💙「ん”ーっ!ん”ーん”ーっ!!(💗様!桃華ちゃんの言うことは本当だよ!!信じて!!)」
💗「お前がしたことが、、、どれほどの重罪であり、俺たちの一族に泥を塗ることか、分かってんだろうな?」
桃華「、、、そうね。では、私から最期にお願いを2つ、よろしいでしょうか。」
💗「いくらでも言うが良い。お前の最期の望みだ。」
桃華「では、、、。」
桃華は、そっと💗に近寄った。そして、鋭く伸びた爪で💗の頬を撫でる。撫でる力が強くなり、💗の頬にはキズがついた。血しぶきが💗の頬につく。桃華は丁寧に頭を下げた。
桃華「これが1つ目です。」
💛「ちょ、💗兄の頬にキズをつけただけですか?」
桃華「ええ。そして、2つ目は、、、」
桃華は💗の前に持っていた拳銃を投げた。だいぶ最新型のやつだ。持ち運びが便利になっている。💗は妹が何を言いたいかが分かっていた。🧡は黙り込んでいる。何も言いたくないが、これを言わなきゃいけないのだろうかと迷っているようだ。
桃華「、、、私を殺してくださいな、兄上。」
💗「、、、っ!それが許されるとでも思ってんのか!」
💛「💗兄!落ち着いてください!」
桃華「最期のお願いは何でも聞いてくれるとおっしゃっていたではないですか。」
💗「、、、っ。」
桃華「さぁ、私はこの国の反逆者ですよ?私の、、、私のこの胸に赤くて綺麗な花を咲かせてくださいな。」
💗は拳銃を桃華に向ける。でも、引き金を引けなかった。妹との思い出が蘇る。自分の物心がついた時に、帝になることを知る。その時に、妹に泣きついた時があったな。幼い時にそんな思い出が蘇るからこそ、妹にも情が湧く。
それからどれくらい経っただろうか。弟2人は黙って兄妹の向かい合う姿を眺めるしかなかった。💙たちのことは視界にすら入っていない。💙達は涙目で必死に桃華の本当の思いを訴える。でも、届くことはない。
桃華「、、、もう、そんなんだからお兄様は立派な帝様になれないんですよ。」
💗「、、、。」
桃華「、、、いいお妃様を貰って、いい帝様になってくださいね。」
桃華は窓の扉を明けた。戦火の火花が彼女を美しく輝かせた。
桃華「、、、さようなら、お兄様。」
彼女は赤い花となり、散っていった。
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