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駿佑×○○
今から、隣のクラスのあの子に会いに行きます。あ、居た。
駿「○○〜」
「なに、また忘れ物?」
駿「数学の教科書貸してくれん?」
「分かったー、うち5限目だから昼休み返してよー」
駿「分かった。あ、じゃあお昼一緒に食べん?」
「食べる!」
満面の笑みを浮かべてる○○はとても可愛かった。
駿「じゃ、また迎え来るわ」
「ありがと!」
🌙*
「なに、どうした?」
駿「んー、ちょっと相談があって。」
少しでも声を聞きたかった、ってまた言えなくて。
「あ、分かった。凛お姉ちゃんの誕プレ選びでしょ」
駿「よく分かったな」
「だってもう毎年恒例になってるもん」
駿「だって○○と選んだら失敗せんもん」
駿「な、買い物付き合ってくれん?」
少し勇気を出して誘ってみる。
「んー、いつー?」
駿「次の日曜とかは?」
「分かった。」
駿「ありがとう!」
○○と知り合ってもう15年。好きになって10年。いつまでも幼なじみ以上になれない。1歩が踏み出せない。
駿「待って服何にしよう、、」
駿「これか、、?いや、これ、、」
-日曜日-
「ごめんおまたせ!」
駿「いや、全然。。」
待って○○めちゃくちゃ可愛い、、
「行こ?」
駿「あ、うん、!」
「これとかは?」
駿「おー、確かに。好きそうやわ」
「あ、でも待ってこっちら辺いいのありそう!」
ふと俺らを映したショーウィンドウが目に入る。他の人から見たら恋人同士に見えるんかな。そう思うと少し顔がニヤケてしまう。
「駿ー?コレとコレだったらどっちがいいかな?」
駿「えぇ〜、、どっちやろ。。」
「好きな色はこっちだけど似合う色はこっちだよね、きっと。」
駿「どっちを取るかやな」
「えぇ〜、、どうしよう。。」
駿「好きやな、」
お姉ちゃんのプレゼントを真剣に選んでくれてる○○が可愛くて。
駿「え、」
今、、声出てた、?
「ん、なに?」
駿「あ、いや、何もないよ。どっちがええかな〜?」
友「○○さ、道枝くんとどうなの?」
「どうって?」
○○に会いに行こうとしたらそんな会話が聞こえて、廊下で動けなくなってしまう。聞きたいような聞きたくないような会話。
○○、なんて答えるんやろ、
友「恋愛的に好きなの?」
「うーん、、普通の幼なじみ、だけど、」
友「えー?」
○○が困っているのが分かって。自分の教室に戻った。
○○Side
今日、友ちゃんに駿のことを好きなのか聞かれた。こういう質問はよく聞かれる。だから今までは上手くかわせてた。でも、今日は無理だった。駿のこと好きって噂の夢ちゃんが聞いていたから。ちゃんと誤魔化せてたかな
夢「○○ちゃん、少しいい?」
「あ、うん」
駿「○○〜、一緒に帰ろ〜」
「あ、駿ごめん、今日は先に帰ってて?」
駿「分かった」
夢「私、道枝くんのことが好きなの」
「あ、そうなんだ、」
夢「それでね、道枝くんの好きなタイプとか教えて欲しくて。」
「それは、、協力してってこと、?」
夢「まぁそういうことになるかな?」
「そっか。。」
「でも、好きなタイプとかは自分で話した方がいいと思うよ、?」
?「好きなタイプか〜」
「駿!?」
駿「好きなタイプは○○みたいな子かな」
駿「てか好きな子がタイプやから。」
夢「え、」
駿「てことで、ごめんな、この子返してもらうわ」
「あの、駿、」
駿「なにー?」
「さっきの、どういうこと、」
駿「改めて言うと」
そこで区切って立ち止まりこっちを見る。
駿「ずっと○○が好きやった。」
駿「ごめん、困るよな」
「いや、!あの、嬉しい、」
「嬉しいっていうか、、分からない、けど、嫌じゃない、」
駿「…じゃあまだチャンスある?」
「ある、」
駿「じゃあこれからいっぱいアピールするな?」
ニコッと笑って顔を覗き込まれる。
駿「あれ、顔赤くないー?」
「意識したら赤くなっちゃうの!」
駿「…かわい、」
今度は駿が赤くなる番。
手を繋いで帰る日も遠くないかもね。