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蛍月 百代
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『皆様を招集致しましょう』
そう一言声を上げた。
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常任理事国の5名以外は到着し
みんな各々会話をして待っていた。
そんな中騒がしくドアが開かれた音と共に
「こーくれーん!!できたんだろ!!」
と元気な声で入ってきたのはアメリカ。
ズカズカと上がりガタッと音を立て自分の席に腰掛ける。
その後ろで静かに入ってくる4人。
入ってくるや否やうるさいアメリカに呆れている様子だ。
「全く……私は貴方をそんな礼儀のない子に育てた記憶はありませんよ」
そう愚痴を言いながらイギリスは専用の椅子に腰掛ける。
「イギも礼儀あるかって言うとなくない?」
そうフランスは嘲笑しながらイギリスの隣の専用椅子に座る。
「お前が親なんだから当然アル」
そういい中国は「はあ」とため息をつき静かに腰掛けた。
そんなみんなを見ながら微笑ましそうにロシアも静かに席に着いた。
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『皆様話は聞きましたよね……。
ほんとによろしいのですか、?』
国連は俯きながら不安げに呟いた。
『まだ言うか。みんな納得してるからここにいるんだぞ』
そうNATOは冷たく反応した。
「そうだぜ。お前らだって欲しいだろ?」
アメリカはそういいみんなへ視線を向ける。
それに頷く者や静かに目を閉じる者や少し微笑む者。
そんな彼らを見てほらな。と言わんばかりにアメリカは国連を見た。
『……最終確認です。もう一生外せません。
それにこれは国の象徴たる者として失格なる行為です。それでも本当にいいんですか?』
みな、その言葉に静かに頷いた。
その言葉を聞いた国連は覚悟を決めたように微笑み手を上げた。
パチンッと国連が指を鳴らせば綺麗に光る物がみなの手元へ飛びゆく。
この世のものではないような、見蕩れるほど美しくも儚い綺麗な光。
『覚悟の“証”……とでもいいましょうか。
ご自分で装着して表してください。
国としての象徴を捨ててでもここに居ると。』
それを聞いて迷わずに光へ手を伸ばす者。
顔を歪ませ思い悩む者。
それでもみな光へ手を伸ばした。
光に手が触れた瞬間
光は瞬く間にそれぞれの位置へと動いた。
それぞれの位置へと光が動いた時、
光はパッと弾け飛び1つのピンへと変わった
そのピンは眩しいほど澄んだ金色の光を発し、綺麗な水色へと変化した。
「ねえ国連さん?私とかスイスさん形違うよ」
そう疑問を投げかけたのはにゃぽん。
『それは……そう、ですね。私からの勝手な祈り、とでも言っておきましょうか。』
そう国連は返し微笑んだ。
そう国連が言った途端。
連環に込められた願いが
みなの頭にスっと浮かび上がった。
そっか。
そう言わんばかりにみなピンを各々の形で撫でたり微笑ましく見つめた。
水色のピンはほのかに桃色へ変わって
『理事国様達もつけましょっか。』
そういい国連は理事国達の座る席へと向かう
現国達はそれぞれの反応で 理事国達を見た。
『理事国様、本当によろしかったんですよね』
確認を取るように国連は理事国達の顔を見た
「あ、私いりませんよ?」
そうにこっと笑って席を立つイギリス。
「ちょっと!!」
「おい親父!」
そうフランスとアメリカも席を立ちイギリスを引き止める。
小さいイギリスが大きいアメリカに勝てる訳もなく無理やり席に座らされた。
『…全く。イギリス様は相変わらずですね?
でも……つけるつもりだったんでしょう?』
国連がそう聞くとイギリスはそうだ。と言わんばかりに目線をフランスへ向けた。
そんなフランスは笑っている。
『今度こそ、どうぞ。』
パチンっともう一度指を鳴らせば光は彼等の手へと動く。
その光は皆の右手の甲へと落ち
そこでピンへと変わった。
澄んだ金色の光を放ち
水色へと戻る。
その最中で理事国達の顔が一瞬だけ。
一瞬だけ歪んだのを見たものは少なかった。
-制作秘話3 おわり