main_脅威
sub_外交官、書記長、総統
⚠︎ATTENTION⚠︎
・御本人様、実在する団体様に関係は全くありません。
・流血表現があります。
・シリアス目の場面が多々あります。
・筆者は1年前にハマったばかりの新参者の為、「こんな性格じゃない!」等思われる所があると思います。何か問題等あれば非公開にさせて頂く等の対応をさせて頂きます。
・脅威推しの為脅威さんが喋る、行動する等が多めとなっております。ご了承くださいませ。
・三強、脅威がかなり可哀想な目に遭います。
・強姦、虐待、暴力等を示唆する表現、直接的な表現もあります。
・色んな方の地雷が大量にあると思われますのでご注意をお願い致します。
・この作品を読み、何か問題が生じても筆者は責任を負えません。自己責任でお願い致します。
・今回は検索避けが“無い”作品となっております。
・誤字、脱字等多々あります。
・腐向けではありません。
・ここまで呼んで地雷があった方、「苦手だな」と思った方はこの作品を閉じる事をお勧めします。
・「それでもいいよ来いよ」という方はどうぞ
第二話 初めまして
《本編スタート》
〜脅威side〜
教会に着き、地下へと足を向かせる。地下に着くと寝室…ではなく、医務室に行く。何故寝室に行かないのかって?そりゃこの三人が大怪我しているからに決まってるだろう。銃に撃ち抜かれてるし足の肉抉れてるし…隠れて上手く見えないけど腹の肉ちょっと抉られてるし。流石に治療しないとそのままくたばりそうだからな、しゃーない。医務室に着くとカーテンで仕切られている並ぶ白い清潔なベッドに1人ずつ寝かせて行く。効果が強めの回復薬を飲ませ、傷を縫い…といった作業を終わらせ一息着く。寝室か医務室でそのまま寝かせるか悩んだが、寝室には武器等の危険な物がある為医務室にする事にした。
ゾム)コイツ等が寝とる間に飯でも作るかぁ…
そう呟くとイフリートは尻尾を振り早く、早くと急かした。いや喋れるんだから普通に言えや。なんて事を言ったら獲って来た魚を顔面に投げ付けられる運命しか見えない為心の中に留めておこう。…さてと、腹が減ったし早く飯を作りに行くか。そう考え医務室を出て廊下を歩き、食堂へ向かう。一応ざっと俺達の家にどんな所があるのか纏めて言っておこう。まず俺の部屋があって、そこが寝室になっている。寝室から出て廊下を歩き、少し歩くと食堂とリビングに着く。キッチンではなく食堂の理由は、時折動物達や人間ではないモノが遊びに来る為その時に飯を作ったり、皆で食べたりするので食堂と言える程広くしているのだ。そして食堂とリビングに入って進み、扉を開くと風呂場がある。風呂場を出ると武器庫があり、更に武器庫から出ると非常口があったりする。…と、ざっとこんな所だろうか。そうこう言っているうちに食堂に着いた訳だが、何を作ろうか。この前他の動物を虐めてボロボロにした悪い熊の肉?イフリートが獲って来た魚?…いや、今回は軽くサラダと米にしよう。めっちゃグロいの見て食欲結構失せたし。そうと決まれば早速作り始めよう。まずは手を洗い、野菜を取り出し虫が居ないかを確認し、水洗いする。綺麗なまな板の上に野菜を置き、縦や横に切る。トマト?そんなん知らんわ、入れる訳ないやろ。野菜を切り終わると皿に一旦盛り付ける。その後に米を取り出し、炊飯器に水と米を入れ炊き始める。文明の進化って凄いんだな。そんな事を考えていると米が炊けた様だった。米を自身の皿とイフリートの皿に入れ、テーブルへ持って行く。イフリートはもう待機していた様でテーブルの近くに座っていた。米の皿とサラダの皿を置き、手を合わせ食べ始める。確かこれは昔旅をした時、大和の国の者が食べ始める際に行っていたものだったか。なんでも命と神に感謝するとかなんとか…かなり昔だからあまり覚えてないがそんな感じだった気がする。なーんて事を呟いたり考えたりしているといつの間にか食べ終わっていた為皿を洗い、医務室へまた戻る。医務室に着くと金髪の少年を守る様に2人がベッドの近くでメスや針を構えていた。
トントン)だ、誰やお前!
オスマン)こっち来るなや!!…
よく見ると怯えているのかメスと針を持っている手が震えていた。まぁ気が付くと知らない所だし、怖いだろうな。そして金髪の少年はまだ意識が覚醒していないのか少しふわふわしているがしっかり俺の方を睨んでくる。え、俺なんかしたか??。
グルッペン)お前、は…何者だ?…
声が震えつつもしっかりとした声で話し掛けてくる。理性がしっかりある様で良かった。…見た感じ金髪が主人で2人が守る者みたいな感じだろうか。
ゾム)俺はゾムや、お前等が死にそうになってたから拾った
少し近付き、目線を合わせようとしゃがむと3人は体をビクリと震わせた。相当酷い扱いを受けて来たのだろうか。まだ小学生くらいの年齢だろうに…そう思うと何だか悲しくなって来た。それはイフリートも同じ事を考えている様で彼女もまた、悲しそうな顔をしていた。
オスマン)拾った?…何で、何で拾ったん?…助けたん?…
…恐らくこの子が1番酷い扱いを受けていたのだろうか、糸目の目を見開き、信じられないかの様に見て来る。黒髪はメスをしっかり握り締め2人をいつでも守りに行ける位置に居る。コイツ怪我めっちゃ酷かったのにすげぇな。金髪も動こうとするが足がまだ動かないのだろう、少し体を動かして顔を顰め、動くのをやめた。
ゾム)…あんま警戒せんといてや、お前等に危害を加えるつもりは無いからな
グルッペン)…初対面の者の言葉を信じろと?
コイツ大人びてんな…冷静に判断が出来てる。そう場違いな事を考えているとイフリートが口を…いや脳内に語りかけてるけど、開いた
イフリート)『私からも言います、私達は貴方達を酷い目に遭わせる気なんてありません』
三強)))犬が喋った!!?
イフリート)『犬じゃありません!!』
ゾム)仲良いなお前等
何だコイツ等、会った事あんのか?。ま、ええか。それよりも三人に事情とか諸々聞かんと…てかこれからどうするんや。…問題は山積みである。
何とか説得し、三人に何があったか聞いた。どうやらρ国に戦争を仕掛けられ、家族や仲間は皆殺し。そのままρ国に連れて行かれ奴隷にされたとの事。金髪は無理矢理書類をやらされ戦場に出され、人を殺めてしまった。黒髪は人一倍力があったからか力を更に高める薬の実験体にされた。茶髪は無理矢理犯されたり書類をさせられたりした。、との事だった。ほんっと、最悪な所に居たんだな。その後逃げたが密告され大怪我を負い、俺に助けられ今に至る。それを聞き終わった頃にはその場に居た全員が顔を顰め、辛そうにしていた。子供にこんな仕打ちが許されるのか?いいや、許される訳がない、復讐を……とその前に。
ゾム)んじゃ、お前等はどうしたい?
グルッペン)どうとは?…
ゾム)此処に俺達と住んで過ごすか、孤児院に行くか、街に行くか…選びや
そう言うと三人は話し始めた
トントン)…どうする?
オスマン)お、俺もうあんな所行きたない…嫌やあんな所…
グルッペン)俺も同意や、孤児院に行っても街に行っても見つかるだろうからな…
ふむふむ、コイツ等案外賢いな?
ゾム)じゃあ此処に住む、って事でええんか?
グルッペン)嗚呼…これから世話になるゾ
ゾム)了解、じゃあこれから家の案内と三人にしてもらう事を決めるで
そう伝えると三人は頷いた。黒髪と茶髪は金髪を背負うとした為金髪にはイフリートの上に乗ってもらう事にした。許せイフリート。
部屋の説明をしながら俺達は自己紹介をした。金髪はグルッペン、黒髪はトントン、茶髪はオスマンという名前で、グルッペンは第一王子、トントンは分家の次期当主、オスマンは外交官の息子だったらしい。だからこんな賢いのか。家の説明、自己紹介も終わりリビングへ行き、4人と1匹?で役割分担でどうするかを話し合った。話し合った結果、グルッペンが薬草や食料をイフリートと共に集め、トントンが薪割りの力仕事や見張り、オスマンが家事の手伝い、俺が全般と森の守護、イフリートがグルッペンと同じく食料集めといった形になった。今まで1人と1匹?でやっていたからかなり楽になるだろう。ほんま助かるわ。
それから俺達は助け合っていた。三人は徐々に俺達に心を開いてくれたし、最近は街の近くとかに行って友人を作ったりも出来ているそうだ。良かった、コイツ等を受け入れてくれる奴が居て。…やべ目玉焼き焦げそう。
ゾム)あ、マンちゃんそこの皿取れる?
オスマン)これめう?
ゾム)そう、それや
オスマン)はい
ゾム)あんがと〜
オスマン)そろそろ彼奴等起こした方がええんやないか?
ゾム)せやな、……ゔっゔん…お前等!早よ起きやァ!!
大声で呼ぶと数十秒後にドタドタと廊下から音が聞こえて来る。
グルッペン)起きたゾ!!
ゾム)おはよグルッペン、起きたのは分かったからちゃんと服着ろや、前後ろ逆やで?
トントン)はぁッ…グ、グルさん…は、やッ…
ゾム)おはよ、トントン大丈夫か?
トントン)ギリ…
イフリート)『ゾム、扉壊れたんだけど…』
ゾム)イフおはよ、後で直し行くわ…てか壊したんグルッペンお前やろ
グルッペン)い、いやぁ?違う、違うゾ?…
絶対嘘やろ。
ゾム)…罰としてグルッペンくんは今日のおやつ少なめでーす
グルッペン)なっ?!
寝室で全員が寝ようとしていた時の事だった。
グルッペン)ゾム!何か寝る前に話をしてくれ!
そうグルッペンが言ってきた。お前さっきまで眠そうやったろどこからその元気出て来た。
ゾム)…一応聞くけどどんな話がええ?
グルッペン)戦争!!
トントン)森の動物さん達の話
オスマン)甘い物の話〜!
イフリート)『…ラプン◯ェル?』
おい待て最初の方に異物混入しとったぞ、めっちゃ物騒な奴。んでもってイフリートもリクエストするんかい。後一斉に言うなや…。どうやらグルッペンは仲間や家族が死ぬのは嫌だが、戦争や兵器が大好きらしい。なんちゅー奴や。
ゾム)…俺は極東の国に居た聖徳太子やないんやぞ
流石に頭抱えるわ、俺はこの一夜で5人の話を全部話さなければいけない挙句、毎回重なってよく分かんないリクエストをされるんか。……よし決めた。
ゾム)じゃあ戦闘凶で動物、甘味大好きなラプンツ◯ルの話するわ…
うん、自分でも何言ってるか分からん、何やねん戦闘凶で甘味&動物好きなラプ◯ツェルって。イフリートは笑うんじゃねぇ。
次の日、何とか戦闘凶ラ◯ンツェルの話を終えた俺は森の様子を見に行っていた。少々げっそりしているが…。ふと、森にグルッペン達以外の人間が居る事に気が付いた。こっそり木に登り誰かを確認した。すると、俺が殺した兵士と似た…いや、同じ軍服を着た人間達が居た。俺は目を見開き、驚いた。だがすぐ冷静に戻り、話に聞き耳を立てた。
兵士A)なぁ、俺達は化け物を捕まえて餓鬼を連れ帰るだけなんだよな?
兵士B)嗚呼、そうだ。どっちも成功させたら昇格間違いなしだ!
…は?何を言っとるんやコイツ等は。何で、何で俺達が知られとるんや。
_急がな、彼奴等に知らせなアカン…!!
コメント
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戦闘狂ラプン■ェルくっそ気になる((((