main_脅威
sub_外交官、書記長、総統
⚠︎ATTENTION⚠︎
・御本人様、実在する団体様に関係は全くありません。
・流血表現があります。
・シリアス目の場面が多々あります。
・筆者は1年前にハマったばかりの新参者の為、「こんな性格じゃない!」等思われる所があると思います。何か問題等あれば非公開にさせて頂く等の対応をさせて頂きます。
・脅威推しの為脅威さんが喋る、行動する等が多めとなっております。ご了承くださいませ。
・三強、脅威がかなり可哀想な目に遭います。
・強姦、虐待、暴力等を示唆する表現、直接的な表現もあります。
・色んな方の地雷が大量にあると思われますのでご注意をお願い致します。
・この作品を読み、何か問題が生じても筆者は責任を負えません。自己責任でお願い致します。
・今回は検索避けが“無い”作品となっております。
・誤字、脱字等多々あります。
・腐向けではありません。
・ここまで呼んで地雷があった方、「苦手だな」と思った方はこの作品を閉じる事をお勧めします。
・「それでもいいよ来いよ」という方はどうぞ
第三話 お別れ
《本編スタート》
急がなければ、彼奴等をどこか遠くに逃がさなければ。クソが、最近人間殺しとらんかったから体鈍っとる…。
ゾム)はッ…はッ…!
走れ、走れ、走れ!早く家へ戻れ!!。
ガタッ
ゾム)お前等!!
グルッペン)うおッ…どうしたんだゾ?
トントン)何やそんな切羽詰まった声で…
オスマン)ま、まさか彼奴等が来ため、う…?
ゾム)…そのまさかや
イフリート)『ッ今兵士はどこまで来てるんですか!』
ゾム)分からへん…けど多分もうすぐそこまで来とる
トントン)い、嫌や!あんなとこッ…戻りたない!!…
嗚呼、分かってる。だからお前等を早く逃がさなアカンのや。だから、だから!…
ゾム)ええか、お前等
グルッペン)なん、や…
ゾム)お前等はイフリートと一緒にその友達の所まで逃げろ、話を聞くにソイツ等は信用出来るからな
オスマン)何言ってッ…!ゾムも一緒に逃げようや!!
…ごめん、ごめんな。俺は化け物やから一緒に行けないんや。そう小声で呟き、拳を握り締める。
ゾム)…イフリート、頼んッ
バン!!
爆発音がする。…マズい、もう来たんか。俺と目の前の狼は目を見開き、子供達は怯えた目をしている。急がなければ。焦りと動揺でつい大声を出してしまう。
ゾム)イフリート!!三人を連れて走れッッ!!!
そう言うとイフリートは覚悟を決めた様な顔をして、トントンとグルッペンを背中に乗せ、非常口へ向かって走り出した。
グルッペン)嫌ッ!嫌や!!ゾム!!
トントン)イフリート頼む!降ろしてくれッ!!…
オスマン)ゾムッ!!ゾムゥッッ!!
三人の泣き叫ぶ様な声が聞こえる。
イフリート)『絶対生き残ってくださいね!!』
イフリートの悲しそうで、辛そうな声が聞こえるのと同時に大人の怒鳴り声がする。
兵士C)居たぞ!化け物だ!!
ゾム)ばけもの…バケモノ……化け物、ね
何度か繰り返し呟き、目を伏せる。…そう呼ばれたのはいつぶりだろうか、少なくとも彼奴等に出会ってから数年は呼ばれていない気がする。
兵士D)お前等、殺すなよ!生け捕りにしろ!!
…うるさいな。そう思いつつ自身の片腕を変形させ、兵士を1人殺す。
兵士E)ぁ”
汚い呻き声、気味が悪い。早く殺して家を綺麗にせんとな。
兵士D)こ、このッ化け物が!!
そう言い俺目掛けて発砲して来た。俺は避けれず脇腹を掠ってしまう。
ゾム)ぐッ”…
人間ではなくとも痛覚はある。動物だって皆そうなのだから。
兵士C)おらッ!!
痛みで動けなくなっている時 に兵士が近付いて来た。何とか避けれたが壁にぶつかってしまう。ぶつかった衝撃で腕の形が元に戻ってしまった。
ゾム)…あ
頭を上げると目の前には剣を振り翳した人間が居た。俺は人間の腹を蹴りそのまま腹の肉を抉り取る。
兵士C)ヵ”ゴ”ッ””
人間は変な声を出し、腹から腸等の内臓を出して崩れ落ちる。その様子を見て他の兵士は怯え、睨んでくる。
兵士D)化け物が!!お前なんて消えてしまえばいいんだ!!あの餓鬼も狼も化け物なんかを信用していた筈がないッ!!!
そう叫ぶ。嗚呼、うるさいうるさいうるさい!。耳障りだ、早く消えてくれ。この幸せだった空間から消えてくれ。怒りに身を任せ手足を変形させる。目は黒目も白目も真っ黒になる。凶器と化した手を振り回し兵士達の頭を吹き飛ばす。グチャリ、グチャリと不快な音が部屋に響く。やがて美しかった栗色の髪は赤黒い液体が付着し、お気に入りのパーカーは所々破けてしまっていた。これも全部コイツ等のせいだ、コイツ等のせいで幸せが居なくなったんだ。気付いた時には部屋中が赤黒くなり、内臓や目玉が飛び散っていて吐き気を催す空間となっていた。ようやく終わった、片付けなきゃ。
ガンッ!!。そう鈍い音が鳴る、数秒程経って自身の頭が殴られた事に気が付いた。どうやら生き残りが居た様だった。自覚した瞬間、兵士の下卑た笑みを見て目の前が暗くなった。
暗転_
気が付くとそこは白い空間だった。死んだのかと思ったが体が痛む為違うらしい。森は大丈夫だろうか、彼奴等は無事だろうか?…。兎に角、此処が何処か調べなければ。何処かが分からなければ何も出来んからな。そんな事を考えていると何処からか声が聞こえて来た。
?)『あー、あー、聞こえているかな?』
ゾム)ッ誰や!!
?)『答える事は出来ないね…まぁ強いて言うなら』
研究者)『研究者かな?』
ゾム)研究…者…?!
研究者)『化け物サンを担当させてもらってるよ』
ゾム)はッ?…ど、どういう
研究者)『簡単に言うと!君は実験体になったんだよ』
実験体ッ!?…嫌や…実験なんかに使われたない…
研究者)『早速だけど、電流に耐えてもらうからね』
ゾム)ぃ、嫌に決まってッッ”!!?
急に電流が流れる、どうやら首輪を付けられていた様だ。苦しいくルしィクルシイ。
カチャ
そう、何かの音がする。首を抑えながら音がした方を見ると
ゾム)ひッ!?…
大量の凶器があった。その凶器は機械に操作されている様でこちらに向かって来た。
ゾム)ぁ”あ””ッッあ”ッあ”あ”ア”ァ”ぁ”!!!??
腹の肉を抉り取られ、赤黒い液体が大量に出て来る。だが俺は人間ではないので死ぬ事はない。
ゾム)ヵ”ッア”ァ”!!ギァ”ッッ”””
涙がどんどん溢れて来る。すると刃物が消えていった。
研究者)『さてと、今日の耐久実験はこれくらいで終わろうか』
今日、という事は解放されないのだろう。
研究者)『…いや、最後にこれだけしようか』
ゾム)はヒュッッ?!
首輪が急に締まり、息が出来なくなる。
ゾム)ふ、はッ…ァ”う”ッ…ヒュッお”ぇ”ッッ
目の前がどんどん暗くなり、胃の中にあったモノを少しずつ全部吐き出す。それと同時に、研究者の楽しげな声も聞こえて来る。
ゾム)カッ”…ぁ”え”ッ…ァ”…た”…ヒュ”……ケっ””…
そこで俺の意識は途切れた_
暗転_
目を覚ましてもそこは白い空間だった。違う事といえば自身に鎖が繋がれている事、白い服を着せられている事、鏡がある事くらいだ。
ゾム)ぁ”…う”…?
体を起こし、鏡の方へ向かって自身を見てみる。自分の体は腹の肉が抉り取られた筈だったが治っていた。本当に便利な体だ。
ゾム)…もう、会えへんのか
実際に起きると悲しいものだ。
ゾム
森の守護者。一応人間じゃない。両親は優しく愛してくれたが物心つく前に殺された。元生贄。今は神様みたいな種族。かれこれ数百年生きてる。三人を育てた。多分イフリートが言わなかったら見捨ててた。これから地獄が続く。
イフリート
狼の見た目をした神獣。ゾムを拾った。時々敬語になったりならなかったりと人間?と話すのにあまり慣れていない。かれこれ数百年以上生きてる。四人を育てた。三強を助けた理由は多分興味が湧いただけ、pか、子供の頃のゾムと似た様に見えたかのどっちか。
グルッペン
元γ国第一王子。人間。平和な国で愛され育ったが全員殺された。仲間が亡くなるのは嫌だが戦争とか兵器が好き。転んだ時実は足の肉が抉れててもう少し遅かったら一生歩けなくなってた。14歳。
トントン
元分家次期当主。人間。平和な国で愛され育ったが全員殺された。グルッペンとは悪友でもあり主従関係。腹の肉が抉れててもう少し遅かったら死んでた。14歳。
オスマン
元γ国秘書。人間。平和な国で愛され育ったが全員殺された。実はお手伝いとして秘書をしていた。グルッペンとは悪友でもあり主従関係。もう少し遅かったら精神ぶっ壊れてた。14歳。
γ国
争いがない平和な国。一応強かったが軍隊の人数が少なく勝てなかった。三人が見つけれてない生き残りは恐らく奴隷にされてる。
ρ国
争いが絶えない治安最悪な国。一応大国。上層部が腐りまくってるので国民は苦しめられてる。
研究者
ガチクズ。頭が色々とやばい。ゾムを気に入ってしまった為ゾムが悲惨な目に遭う。
何だコイツ話し合いそうだな(by中さん)
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知 っ て た (諦)