撤退した俺たちは森の中を[魔力感知]を頼りに進んでいた。
すると、いくつもの反応がある場所を見つけた。
なんとそこには村があったのだ。
俺は二人と一緒に草むらから隠れてみていた。
「こんな危険な森になんで村が?」
と呟いていたら
「そこに隠れているのは何者だ!」
1人の村人に見つかった。
その言葉で村人たちが集まってきた。
「おい、コイツ スライムとゴブリンを連れてやがるぞ!」
「コイツ、もしかして噂の魔王じゃないのか?」
やばい、2人を隠すのが間に合わなかった。
「復活したと噂で聞いたがこんな所に隠れてたとはな!」
村人たちに誤解されている。
どうにか誤解をとかないと。
「違う。俺は魔王じゃない、魔物使いだ。」
信じてくれるか?
「そんなわけあるか!」
「そうだ、魔物使いは数百年に一人生まれるかどうかってレベルの職業だ。」
「そうよ!前の魔物使いは80年前にこの村を救ってくださった方よ。そんなに早く次の魔物使いが産まれてくるはずがないわ。」
知らなかった。80年前にも魔物使いがいたなんて。
「魔王め、出ていけ!」
仕方がないな、これ以上言っても信じてくれないだろうし。
「分かった、出ていくよ。」
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