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村から追い払われてしばらく時間がたち夜が来ていた。
俺たちは森の中で野宿ができる場所を探していた。そのとき
「主よ、あちらを見てください。」
ソーゴが言う方向を見てみると炎が上がっていた。
「さっきからなんか焦げ臭いと思ったら、そういうことだったのか。」
「あの方向は、、先程の村ですよ」
「なんだと、すぐ向かうぞ」
そう言って俺たちは[身体強化]を使い走って向かっていた。すると
「キュッ!ッキュ!」
いきなりキュウが焦った様子で話しかけてきた。
と思うとソーゴも顔色が悪いようだった。
「主!この先からものすごい邪悪な魔力を感じます。これより先に進むのは危険かと思います。」
どういうことだ?と思い[魔力感知]を発動してみた。
すると、ソーゴが言う通り村のあたりにものすごい邪悪な魔力が漂っていた。
「確かにこの先は危険なようだな。」
俺がそう言うとソーゴはすぐに反応した。
「では引き換えしますか?」
「いや、村に向かう。」
「なぜ!」
「まだ村に人の反応があるからだ。」
「その人々は我々に言いがかりをつけ、追い払った奴らではないですか。なぜ助ける必要があるのですか。」
ソーゴの言うことはもっともだ。だが
「だからと言ってその人達を見殺しにしていい訳じゃない。」
「分かりました。主に従います。」
ソーゴは不満げな様子だった。
ソーゴはゴブリンだから仕方がないのかもしれないな。
俺たちは急いで村に向かった。