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鬼の館に棲む少年

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鬼の館に棲む少年

1 - 少年と鬼-壱

♥

531

2023年09月11日

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こんにちはミアンです!

らだぺん小説始めます!ここで注意点!


暴力表現・流血表現・差別表現等々ございます!

そして突然グロくなるかもしれません…

作者はほのぼのを目指しますが、設定をシリアスにしちゃったので全体的な雰囲気が最終的にどうなるかわかりません!超暗くなったらごめんなさい!プロット書くの苦手なんだ!!(開き直り)

この作品は、実在する実況者様とは何の関係もございません!

あくまでも、「名前を借りただけ」だと思ってください!

そしてもう一つ、

全ての地雷にまっったく配慮しておりません!

作品内容がちょっとでも無理だと思ったら即ブラウザバック!!


以上が大丈夫な方は是非楽しんでいって下さい〜

ちなみに妖パロです☆

ほぼプロローグなんで全くらだぺんしてません←

追記:大幅修正・加筆しました。最初に見てくれた方申し訳ございません…



















───走る。

走る、走る、走る。不気味なほど手入れされた森をただただ進んでいく。自分の足の落ち葉を踏む音がやけに大きく聞こえた。

さっき聞いた声が忘れられない。


『──それで、あれは結局どうなさるおつもりですか。このまま生かしておけば、いつか我々にも必ず影響が…』

『心配するな。あれは近々処分する。米を食いつぶすだけの荷物は、もういらんからな』


走る、走る。いや、”逃げる”。

逃げないと。自分を飼い殺す檻の中から逃げないと、万が一また捕まったら──


「殺される…!!」



落ち葉を踏み締めることと、木の根を飛び越えることだけ考えて足を動かし続けて、ようやく「森の変わり目」が遠くに見えた。少し救われた気持ちになって走る速度を落とした途端、視界がぐわんと揺れる。


「はぁっ…!!はっ…!」


息が上手く吸えなくて、自分が何処を向いているのかわからなくなって、体が自然と落ち葉の上に倒れ込むのを感じながら、今まで自分がろくに呼吸もせずに走り続けていたのを思い出した。

そういえば、「森の変わり目」に行くのには最低でも2日かかるんじゃなかったか。火事場の馬鹿力というやつだろうか。正確な時間は分からないが、1日も経たずに森を抜けるなんて。

そんなことをつらつらと考えていると緊張が切れるのを待ちかねたように眠気がやってきて、そのまま沈むように寝てしまった。






森に肉食動物がいることを思い出したのは朝起きてすぐだった。危機管理無さすぎだろ俺。慌ててあたりを見回したが(本当に今更)、木の葉が揺れる音と小さな鳥の音しか聞こえてこなかった。

この森は家の周りに比べていくらか閑散としているようだ。昨日も小動物しか見ていない。食われないのはありがたいが、なんとも言えない不気味さがあった。


暫く進んでいると、完全に別の森に入ったといやでも分かってしまった。思わず足を止めて”それ”を凝視してしまう。


「…え?これ…」


説明しよう。森で草木の種類や形、色が変わったり、明暗が変わったりしている部分を「森の変わり目」という。そこを通った後は、元いた場所とは違う主のテリトリーになったということなので、境界線を曖昧にして無駄な争いが起きないように森の主達は各々かなり個性的な雰囲気を作り出す、というのはこの世界の常識として一応知っている。でもこれは…


「青い…?」


ここまでとんでもないとは思わなかった。

まず木が青い。葉っぱも幹も全部。そしてその下に生える草も花も。

ここまではいい。問題は”全てが”青いことだ。虫も、さっきチラリと見た鳥も青い。心なしか遠くにかかっている霧もそんな気がする。青色以外が見つからない。この森に来ると強制的に全部青くなるのかと思って自分の手を見たが、元の色のままだった。

まるで別世界だ。

不意に、今まで忘れていた”寝る場所がない”という現実を思い出して、心の芯からじわじわと凍りついていくような感覚を覚えた。


「…どうしよう」


思わず後ろを振り返ると、律路整然と木が並べられた森が遠くにうっすらと見える。

このまま引き返したら確実に死ぬだろう。それだけは絶対に嫌だ。…少しでも死ぬ確率が少ない方に行くしかないのか…。

喉まで迫り上がってくる恐怖をどうにかこうにか押し殺して、青い世界へ一歩踏み出そうとした時だった。



「なあ」

「!!?」



真後ろから声が聞こえた。急いで体の向きを変える。


「こんな所でなにしてる?」


声が出ない。全身が金縛りにあったようだ。いや、実際にかけられているのかもしれない。

だってその人型の額からは、朱色に鈍く光る角が生えていたから。


「聞いてる?」


鬼だ。

角以外は人間に見える。青色の着物を着て、花札のような耳飾りを付けた、背の高い男性。


「ねえ」


抑揚のない声色を作り出す口からは鋭く尖った犬歯が見え隠れしていた。俺が返事をしないことに焦れたのか、ゆっくりと近づいて来る。数歩後ずさると、木の幹があたったのか背中に緩い衝撃が走った。


「っ…!!」


霧で囲まれた地形の分からない森林に一人、手前には鬼、後ろは木の幹。距離の差は僅か。


──死ぬ、これは。


言い知れない戦慄が全身の皮膚を這い回るをの感じ始めた。次第に奥歯がカチカチと鳴るのを止める事が出来なくなっていく。


「…や、…くな」

「ん?」

「…にたくない、いや、死にたくない…!」


段々と息が出来なくなっていく。


「ヒュッいや、いや、ハッいや、しっハヒュッ…!!」

「っ!?」


またさっきの会話がフラッシュバックする。当主様の顔と鬼の顔が重なって見えた。距離はもう僅か。

殺される。本当に死ぬのか俺は。嫌だ、絶対に、絶対に…!

視界が少しずつ黒くなっていき、視界に少し焦ったような鬼の顔が見えたのを最後に、俺の意識はぷっつりと途絶えた。



















はい!もうなんかこれなんの小説??って思った方!私も思いましt(((

これからちゃんとらだぺんになって行くんで…!!

許して…!雰囲気出したくて情景心情描写入れたら長くなるんだ…!!

この作品がいいと思った方は、

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では!!

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