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こんにちは
操り人形続きです
手術の話を聞いたあとはまっすぐ家に帰った
お母さんはいつも以上に上機嫌だった
ようやくお母さんを喜ばせられる
お母さんの期待に応えられる
そう思う反面
僕の脳裏に横切った疑問
どうして僕はお母さんを喜ばせたいんだろう…?
琴音部屋
何も分からなくて
気づいたら自分の部屋にいた
なぜお母さんを喜ばせたいのか
その疑問だけがずっと残ったまま
1日1日時間だけが過ぎていく
速い気もするしゆっくりな気もする1週間
手術の話もどんどん具体的にになってもう少しで手術を受けるという話になっていた
もうすぐなはずなのに実感がわかなくて
自分のことなのに他人事にしか思えなかった
自分が本当にしたいことも
今の自分の気持ちも
自分でも分からない
手術を受ければ取り返しがつかないなんて分かってる
お母さんの言うことを聞く操り人形になればいいのになりきれない自分と 少し残る自我に腹が立つ
時間とともに無くなっていく感情と自我
それなのに無くなりきらないのはなぜ?
僕は…私は…何がしたいんだろう…
このなんとも言えないモヤモヤした気持ちを抱えながらも手術の日は一刻一刻と迫っていた
いかがでしたか?
短くてすみません
良ければコメントよろしくお願いします