テラーノベル
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私の
好きな言葉だ。
さて……君はどんな人間かな? 私には君がどのように映っているだろうね。
君にとって私がどのような存在なのか、教えてくれないか? 君の望む言葉を言ってあげよう。
だからどうか私を受け入れてほしい。
愛してほしいなんて言わないから。
私のすべてをさらけ出すよ。
だから、お願いだよ。
私を一人ぼっちにしたくないなら、私を愛してくれないかい? さぁ、おいでよ。
君のために用意した舞台へ。
私はずっと待っていたんだ。
君が来ることを。
君ならきっと来てくれると思っていた。
だって、そうじゃなかったらこんなところにいないはずだろう? ここはどこだと思う? わからないよね。当然だ。だってここには扉がないから。
そうだね。簡単に言うと、ここは牢獄みたいなものだ。
閉じ込められているんだよ、私たちは。
あなたが望む理想の世界を夢想しているうちにね。
あなた自身が檻の中に閉じ込められているんだ。
そうやって自分の殻に閉じこもりながら、ただ漫然と日々を過ごして生きていこうとしているだけさ。
誰かのために生きることはできるよ? でも、自分で自分を救える人間なんていない。
それは単なる甘えだよ。
自分が救われたいからこそ他人を必要とするんでしょ? 結局は自分のことしか考えちゃいないのさ。
誰も信用できないなんて言っておいて、本当はみんなを信じてるんじゃないか。
あんたが信じているのは自分自身だけだろ。
誰かを傷つけることを恐れていながら、裏では傷つけてみたいと思ってる。
それが本音だよね。
他人が信じられなくて自分だけが頼りだから、自分は強いと勘違いしてしまう。
だけど実際は違う。
弱い自分を守るために強そうなフリをしているだけでしかない。
本当の強さを持っている人は、弱さを自覚して向き合おうとするはずだよ。
それすらしようとしない時点で、もう終わりだ。
他人を見下すだけのくだらないプライドを捨てろよ。
自分の価値を認めて自信を持て。
自分がやりたいことをしろ。
他人の評価なんて気にするな。
お前の気持ち次第だぞ? どうせ失敗するからって何もしないことだけは許さない。
失敗しても諦めずにやり続ければいつか成功するかもしれないだろう? だから何かに挑戦しろ! 挑戦することを恐れるな!! その言葉には確かに真実があったんだろうけど、今となっては誰も信じてくれないだろうね。だって君はもういないんだもん。君の言葉を信じていた人はみんな君のことを忘れちゃったんだよ。
それでも僕は覚えているよ。僕だけじゃない、きっと多くの人が覚えているはずだよ。
だから安心して眠ってください。さようなら、僕の憧れだった人―――
夢を見た。
とても不思議な夢
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