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面あた注意!
あた〜
──ピピピ
手の体温計が鳴る。
「下がらん…。折角今日はラムが出かけとるのに…。」
ピンポーン
「こんな時に…。なんじゃ」
俺はフラフラした足取りで玄関に向かった。
「はーい…。?!」
そこには面堂がいた。
「め、面堂…。何しに来たんじゃ」
「そりゃあ看病に決まっておるだろう」
「けっどうせラム目当てなんだろう。残念だが今日はいないぞ」
「決めつけるな」
「じゃあ何だ?本当に俺の看病しに来たっていうのか?」
「…。そ、そうだが…///」
「あれぇ〜?面堂くん照れてるのぉ〜?」けほっけほっ!
「えーい!病人は寝とれ!」
というと面堂は、俺を突き放した
「それが病人にすることか〜!!!」
面〜
まったく…。本当に諸星は手がかかる…。まず体温を聞くか…。
「諸星、熱はどうだったか?」
「…38.4」
…結構あるな。冷えピタでも貼っておくか。
「冷てっ!」
「我慢しろ、貴様はここで寝とれ」
「さっきまで寝とったわい!」
はぁ…まあこんなことを言っていた割に寝息が聞こえるんだが。
とりあえず何か作ってやろうか。
…えーっと一応飯になる材料は持ってきたが…
…?なにか机に貼ってある。置き手紙か?
「ダーリン、看病出来なくてごめんっちゃ…!その代わりにうちの手料理置いておくっちゃ!ちゃんと食べるっちゃよ?」
ラムさんの手料理か…羨ましいやつめ。中身は分からないが…
「諸星、起きろ。飯だ」
「んー、」
「具合はどうだ?」
「まあまあ」
「そうか」
「はい、これ」
モグモグ…
「これ、面堂が?」
「ラムさんが。」
「…?!ゴフッゲホッ」おえっ
「大丈夫か、諸星?」
「よくもまぁ、なんてことを!!!」
あた〜
はぁ〜、今日は最悪な1日だった。
面堂は来るし…風邪は引くし…。
それに面堂は今日一日泊まるとか言い出すし…。
そもそも面堂は俺の看病をするなど言い出したんだ?
まぁそんなのいいか…(駄目だろ)
まあ泊まるのは慣れているが…。
まさか…?!今日も抱かれるのか?!
あいつ…そこまで…!!
まあ嫌ではないが…
次の日顔が合わせられん…
まあ夜まで待っておこう。
〜その日の夜〜(タイトル回収)
第三者
「諸星〜。りんご切ったがいるか?」
「うん〜」
と言うと面堂はあたるの布団に入り込む。
「…。」
「口を開けろ。」
「ん。」
ぐちゅっ
「んんん?!!」
「口移しなんぞ聞いとらんぞ!!」
「口移しないとも言っとらんぞ」
「…このあほが」
次の日2人仲良く寝込んだのは別の話