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かずき「何だって?」
リリック「私のお兄ちゃんだよ!とっても強いの!この世界の支配者なんだよ!」
キャロはぴょんぴょん跳ねながら聞いた
キャロ「と言うことは………アカシック様の居場所を知っているのか!?」
リリック「知ってるよ〜☆」
真凛「教えてくれる?」
するとリリックは立ち止まった
リリック「条件があるよ!」
月見「え………条件?」
夏樹「条件…………」
リリックは少し笑った
「そうだよ!条件はね……」
「今日のおやつ、チョコレート食べたいから、チョコレートちょうだい!」
夏樹「チョコレートか………」
月見の方を見た
月見「リリックちゃん、確か森を抜けたら街に着くのよね?」
リリックは頷いた
リリック「うん!とっても広い街があるよ!」
その時
真凛「あの〜、リリックちゃん………」
リリック「なに?」
真凛「板チョコがあるけど、食べる?」
真凛はバッグから板チョコを取り出した
リリックはチョコをキラキラした目で見つめている
かずき「え!?何で持ってるんだ!?学校で持ち物検査があったじゃないか!」
真凛はバツが悪そうに肩をすくめた
真凛「持ち物検査の後に買ったのよ!!」
夏樹「ナイス!」
リリックにチョコを渡した
「美味しい!この世界のチョコとはちょっと味が違うね!甘くて、ほろ苦いな〜!」
かずき(コイツ食リポ向いてるな)
リリック「?食リポってなに?」
かずき「!?」
夏樹「食リポっていうのは現実世界の食についての感想のことだよ」
リリック「ふーん………まあいっか!それじゃ、こっちこっち!」