テラーノベル
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いえーい!だいいちわ!!
いってらっしゃぁい!!
渡辺翔太の世界は、いつも灰色だった。
朝の光も、窓の外の風景も、教室の笑い声も、全部色を失っているように見える。
誰も彼を責めはしない。けれど、自分の胸の奥には、ずっと**何も感じない空洞**があるだけだった。
「おはよう、翔太」
その声に、彼は思わず立ち止まる。
振り向くと、阿部亮平が立っていた。
柔らかく微笑む顔。
だけど、目は何かを見透かすように澄んでいて、どこか特別な光を放っている。
翔太の灰色の世界の中で、まぶしく、眩しすぎる存在――
「……おはよう」
声は小さく、かすれた。
でも、どこか意識が彼に向く自分を、否定できなかった。
阿部は何も言わず、隣に腰を下ろす。
教科書を開き、鉛筆を動かすその仕草は自然で、まるで世界に染まっていないかのようだった。
「今日も一緒に頑張ろう」
その一言に、翔太の心がほんの少し揺れる。
まだ小さな光かもしれない。
でも、確かに、**何かが動き出した**気がした。
休み時間。
廊下を歩く生徒たちの声は、やはり灰色に聞こえる。
けれど、阿部の隣を歩くと、少しだけ世界が違って見えた。
足音も、風も、ほんの少しだけ色を帯びているような――そんな錯覚。
「……阿部」
思わず呼ぶ声は、小さく震えていた。
「ん?」
阿部は振り返る。
「何?」
「その…その笑顔…」
口に出した瞬間、自分が何を言ったのかわからなくなった。
阿部は少し笑って、だけど真剣な眼差しで言った。
「翔太が、少しだけでも見えてくるように、俺はいるよ」
その瞬間、翔太の胸の奥に、何年も触れられなかった温かさがゆっくり流れ込んだ。
灰色の世界の中で、ほんの少し、**光が生まれた瞬間**だった。
放課後、夕日が校舎の窓を染める。
翔太は窓の外を見つめながら、心の中でそっと呟いた。
「こんな世界でも、まだ…希望はあるのかもしれない」
そして、隣にいる阿部の存在が、
その小さな希望を、確かに光へと変えていくのを、翔太は感じていた。
なんか、めっちゃ、シンプルでつまんないかもっ!!!!
コメントいいねよろしくね!
コメント
6件
書くの上手すぎん?
ファンタジー系好きです!!楽しみにしてます🥰