テラーノベル
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こんしな!!!
では!レッツゴー!!
放課後の教室。
机の上には、まだ使いかけの教科書とノート。
外の空は、薄いオレンジ色に染まり、窓から差す光が机に影を作る。
「……まだ残ってるの?」
翔太は、阿部の机の上を見つめて小さく呟く。
声はいつもの冷静さを帯びているけど、どこか柔らかい。
「うん。少しでもわからないところ、教えたいから」
阿部は微笑みながら、ノートを差し出した。
その笑顔は、まるで光そのもののようで、翔太の灰色の世界を少しだけ揺らす。
翔太はそっと席に座る。
「……別に、教えてほしいわけじゃないけど」
ツンとした口調。
でも、手は阿部のノートに触れ、自然と距離は縮まる。
「わかるまで、ゆっくりやろう」
阿部の声は穏やかで、遮らない。
その柔らかさに、翔太は一瞬息を詰めた。
ノートを開き、ペンを走らせながら、阿部が笑う。
「ここ、こう考えると簡単だよ」
「……あ、そっか」
翔太は少し照れくさそうに頷く。
普段なら口に出さない言葉が、自然と出た。
その時、教室の外から、夕暮れの風がカーテンを揺らす。
光が差し込み、机の上に二人の影が重なった。
翔太の心の奥で、ずっと閉じていた何かが、ほんの少しだけ開いた気がした。
「……阿部、なんでそんなに普通にできるの?」
思わず聞いてしまう。
「普通?」阿部は首をかしげる。
「いや、なんでも自然に…光みたいで、ちょっと羨ましい」
阿部は小さく笑った。
「光っていうのは、意識しなくてもあるものだと思うよ。翔太にも、あるはず」
翔太は視線をそらす。
自分の灰色の世界に、光なんてもう戻らないと思っていた。
でも阿部が隣にいるだけで、その考えが少し揺らぐ。
「……俺の光?」
「うん」
阿部は少しだけ、手を伸ばすような仕草を見せる。
でも手は触れない。
それでも、翔太はその手の気配だけで、胸が熱くなるのを感じた。
沈黙が少し流れた後、阿部が笑顔で言った。
「今日はここまでにしようか」
「……あ、うん」
翔太も小さく頷く。
机を片付ける二人の動作は、ゆっくりとした呼吸のように、自然に重なっていく。
教室を出ると、夕日の光が二人を包み込む。
灰色の世界に、初めて色が差し込んだ瞬間――
翔太は、阿部の存在が、ただの光ではないことを、少しずつ理解し始めていた。
🌙 × 💙
短くてすみません!!!!
コメントいいね、よろしく!!ばいしな!
コメント
2件
キタキタ!! 2人がどうなっていくのか楽しみすぎる😊