私は3年B組の山本。
後輩にからかわれ、退屈な日々を過ごしているが最近でっかいニュースがあった。私事すぎるが。
私は
暗殺を成功させた。
理科準備室
そこは日も当たらない旧校舎。
今は殆ど人が立ち入らない。
トリックは簡単だ。
遠くからの狙撃?違う。
では指紋や、毛髪は?
ない。
何故かって?
精神を操り。いわば奴隷化させ自殺をさせた。
つまり私は罪に問われない。
これこそ完全犯罪だろう。
そんな感じで感心していた。
『山本先輩っ!!』
「どうかした?」
『…ぁあの!放課後とかかあああい空いてままますか?』
「空いてるよ。」
『そそそそその!少しお話が』
「そうかい?では待っているよ。」
『貴女が。梅田くんを殺したんですよね。』
「何故?」
『勘です』
「証拠は」
『有りません。』
その言葉を聞いた瞬間吃驚した。
今までバレたことはなかった。
この手口で私は100人程は手にかけてきた。
其れをたかが高校生にバレるとは。
じゃあシンプル殺すしか。
「じゃあもしそうだとしたら。?」
『僕が貴女を殺します。』
「出来るわけないだろ。」
『では腹部に刺さっているナイフは?』
「は?」
『操られているのは最初から貴女ですよ?』
『山本さん?』
「梅田…君じゃないか」
それでこの話は終わっている。
さて。これを読んだあなたはバレた時逃げる?それとも殺す?選択肢はどうでしょうかね。ではさようなら。