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「奈緒、なんて思っただろう……」
奈緒と別れ、1人家路につきながら思わず言葉が漏れる。
梓の件が解決したら……
なんて、解決してから言えよって自ら突っ込みを入れたくなった。
後先考えず感情のまま口走ってしまった事を今さらながら後悔してしまった。
今さらながら冷静になり、自分でも恥ずかしいことを口走ってしまったと思った。
でも遠退いていく奈緒の後ろ姿を見ていたら、この間、遠目で見かけた滝井と仲良さげに歩いてゆく奈緒の姿と被って見えてしまったのだ。
あの時は梓も居たし、何より奈緒の隣には滝井が居て、声を掛けたくても掛けられなかった。
そしてあの時見た滝井に向けた奈緒の笑顔がずっと頭の片隅に焼き付いて離れなかったのだ。
当たり前だけど、俺以外の男にも同じように笑うんだと思ってしまった。
他の誰かに奈緒を取られてしまうかもしれないという危機感をリアルに覚えてしまった。
奈緒が*********
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