第62話 ソロリアの要求
ソロリアが、突然〈時空魔法〉を使っているのはジェイドではない――そう断言し、騒然となる王宮広間。
(でもなんで……こんないきなり、告発されることになったの――?)
その中で、理世はそのことが気がかりだった。
今までマークされていた覚えはないし、そもそもソロリアも、他の貴族同様、理世のことそのものをよく知らない様子だったはずだ。
少なくとも、初めて理世が直接ソロリアと会ったときは、そういう印象だった。
だが、そこまで考えて、改めて思う。
(ってことは、裏を返せば……あの後からってことになるよね。よく考えると……ラズワルドさんにも断定されるくらいバレてたってことは……)
理世の頭に、ある心当たりの記憶が浮かぶ。
――ジェイドと徹底的な溝が生まれた、王宮騎士団員を助けた後。
(何か用事があって、ラズワルドさんがジェイドを追いかけてきたと思ったら…*******
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