今日は、おつかいをした
《机に〇〇倉庫に銃の弾を取りに行ってきて》
と、メモに書いてあった。どうせ太宰さんが押し付けたんだろうな〜、なんて考えながら歩いているとあっという間に目的地に着いた
そこは、コンクリートが床に引いてあり、冷たい風が吹いている
コートを来ていて良かったと思った
扉が錆びていて、ギィーという嫌な音を立てて空いた
中は暗く、外は昼間だったというのに、一気に夜になったような気がした
上の方に小さな窓が着いていたため、少しは
見えるが、視界が悪いな、、早く用事済ませて帰ろ、、
小さな窓から入った光でお目当ての物が入っているであろうアタッシュケースを見つけた
トコトコと1歩ずつ慎重に進んで行く
こんな、床に無造作に置いてあって大丈夫なのかな?なんて疑問を抱きつつもアタッシュケースを持ち上げた
思っていた以上に軽い
もしかして、中身を抜かれているんじゃと思いアタッシュケースを開けた
ボワッ っとピンク色の煙が出てくる
しまったと思った時にはもう遅かった
今まで気配もしなかった20人程の黒ずくめの人間が出てくる
敦 「誰だ!!?」
聞いても誰も答えない、
さっきの煙のせいか、フラフラする。立っているのもやっとだ
この中に異能力者は何人いるんだ?
黒1 「散らばれ、」
1人が喋った瞬間僕を円形に囲むように広がった
僕が今持ってる武器は、、小さな銃だけだ、
僕が、被せるように異能力を発動する
だが、足が動かない
敵の異能力だろうか、、
これをチャンスとばかりに敵が襲いかかってくる
殺られる、、、
パッと、無意識に、、本当に無意識に発動させてしまっていた
目を開けると敵が全員潰れていた
見ているのも嫌になる程、汚く、ツーンとくる血の匂いがする
服には返り血が着いていた、、、
怖い、怖い、怖い、 忘れてたはずのトラウマが蘇る
院長にされてきた事だ、、
きずいた瞬間、数日前の事を思い出した
僕は、院長にあってそれから、、あの笑顔を思い出す、、、、
胃の中から出てくるものを抑え込む
フー〜と、大きく息を吐いて周りを見た
、、、早くこの場から去ろう
血に濡れたコートを脱ぎ、何時もの服に戻る
この服って誰から貰ったんだっけ?
まぁ、今は関係ない、、
僕の頭の中には警察の言葉がしかなかった
捕まる、捕まる、、
僕とは対照的に目の前の海はとても鮮やかで 綺麗だった
ボー と海を眺めていると後ろから声をかけられた
勢いよく後ろを向く
中也 「手前、敦じゃねぇか!って、どうしたんだ?そんな絶望した顔をして、、」
敦 「ちゅ、中也さん、、ぼく、ぼく、、」
中也さん目掛けて飛びつこうとするが、、足が上手く動かせず転びかける
中也がサッと受け止める
中也 「ゆっくり話せ」
敦 「ヒューヒッ、、 」
知らぬ間に過呼吸になっていた
それに気づいたのか中也さんが頭を撫でてくれた
とても気持ちが良く、この時間が永遠に続いて欲しいと思ってしまった、、
僕は、大切な事を忘れているというのに、、
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