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8 - ジョアとケインとJD

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2025年06月26日

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ジョアとケインとJD

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注意書き

この作品は主(金平糖)の妄想純度100%でお送りします。

本人様方には無関係のため、この話を外部に持ち出すことはおやめ下さい。

BLやnmmnに耐性のない方は閲覧をおやめ下さい

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季節が巡り、だいぶ暑くなってきた6月後半


JDさんが868に入って1年


一緒に傭兵に呼ばれて、沢山色んな仕事をして、俺が先に868に入ってJDさんに報告して、JDさんも追うように868に加入して。


JDさんの加入の時はふざけすぎて会長に怒られたっけ。


コウくんと3人で作ったおはようグループも、3人全員868に揃って無線で挨拶してるうちに使わなくなっていったのも懐かしく感じる


🆔「まーくんおはよぉ」


そう少し思い出に浸っていたところでちょうどJDさんが起きてくる


🕶「JDさんが寝室で寝てるの珍しいね。」


JDさんはいつも気まぐれに玄関やリビングとか1階で寝てることが多い


階段で2階からゆっくり降りてくるJDさんは寝起きだからか足元が覚束無い


🆔「んー……何となく?」


ふわ〜っと大きな口を開けて欠伸をひとつ。


まだ完全に覚醒しきってないふわふわとしたJDさんはレアだ、可愛い。大型犬みたい。


寝起きが弱いのは868に入ってから知ったな。


🆔「今日はまーくんだけぇ……?」

🕶「俺と、今仕事中だから無線にはいないけどケインさんもいるよ。」

🆔「ふ〜ん〜」


ニコニコと笑顔でこくこく頷きながらリビングに向かうJDさんは階段を踏み外して体勢を崩した


🕶「危ないッ!?」


幸い残り1.2段だったから助かったものの、体を支えるために掴んだ腕は焼けるように熱い


🆔「ごめんありがと」

🕶「え、JDさん、?」

🆔「ん〜?」

🕶「おでこ出して?」

🆔「ん。」


まだノーセットでふわふわとおでこを隠す髪の毛をかき上げて屈んでくれるJDさん


🕶「熱っづ!?!?」


絶対に平熱では無い熱さ


じゅっと焼けるような音がしそうなほど熱い


🆔「どーした?」

🕶「……JDさんちょっとソファで寝とける?」

🆔「ん……?まぁ、まーくんが言うなら。わかったぁ」



フラフラとソファに向かうJDさんを見ながらケインさんに電話をかける


🤖『どうしました?』

🕶『お仕事中すみません、、JDさんが起きてきたんですけど熱出てて、帰りに色々買って帰って貰ってもいいですか?』

🤖『なるほど、分かりました急いで帰ります』

🕶『お願いします』


流石高性能ロボット、話が早い


🕶「JDさん体はどう?」

🆔「別に何も無いけどぉ……?」


ダメだこの筋肉馬鹿、自分の熱に気づいてない


🕶「JDさんは今熱が出てるの。」

🆔「え?全然動けるけど、」

🕶「動いちゃダメ。大人しくしてて」


ジョシュアの圧のある怒ったような声に思わず怯むJD


🆔「あ、はい……」

🕶「ケインさんが色々買って帰ってくれるから、食べたいものある?」

🆔「お肉……」

🕶「ダメ。消化のいいものにして。」

🆔「ぅ……じゃあ、」


ということで雑炊を作ることになった。


キッチンで料理の準備をしていたらケインさんも帰ってきてJDさんのおでこに冷えピタを貼っている


🕶「おかえりなさい」

🤖「はい戻りました。あの、JDさんってもしかして自分の熱に気がついて無い…?」

🕶「はい。とりあえず大人しく寝ててとは言ったんですけど……」


キッチンでそう会話する2人の声をかき消すようにJDの笑い声が豪邸に響く


何故かJDさんは空き巣協会の動画を見てゲラゲラ手を叩いて笑っている


大人しく、の意味をわかってるのだろうか


🕶「まぁ、自覚してぐったりするよりかはいいんですかね」

🤖「そうですね。早くご飯食べさせて寝かせましょう」


ケインさんが雑炊を作ってくれることになって、自分は横でリンゴを切っていく


慣れないなりにうさぎのようにデザインカットをして、ちょうど雑炊ができたケインさんと一緒にご飯を運ぶ


🕶「JDさーん」

🆔「はーい」

🤖「ご飯できましたよ。これ食べたら薬飲んで寝ましょうね」

🆔「あの、そんな赤ちゃんに喋りかけるような喋り方……僕成人男性ですよ、?」


ソファに座ってもぐもぐと雑炊を頬張りながら困ったように眉を下げるJDさん


🤖「私にとってはJDさんもジョアさんも守るべき子供ですし、自分の体調不良に気が付かない時点で赤子ですよ。今日は犯罪禁止です」

🆔「え、あの、高級車せっ……」

🤖「ダメです」

🆔「ぅ……」

🕶「wwwちゃんと休んで遊ぼ」


心底残念そうに体を小さく丸めてちみちみと雑炊を頬張るJDさんは本当に赤子のよう


本当に高級車窃盗したかったんだろうな


🆔「わぁうさぎだ」

🕶「俺が切ったよ」

🤖「雑炊が私です」

🆔「ありがとうございます」


JDさんは一口一口がデカくて、吸い込まれていくご飯を見るのが楽しい

りんごなんて1口で一切れ無くなる


そうしてあっという間にご飯がなくなった


薬を飲んで熱も測ったJDさんは熱は38℃近くて、なんでそこまで元気でいられるのか不思議なほど


ご飯を食べ終わってそのままリビングでまた空き巣協会を見始めたJDさんはケインさんに抱えあげられる


🆔「ぅえ!?!?」

🤖「JDさん、お休みの時間ですよ」

🆔「ちょ!俺まだ眠くないです!!」

🤖「続きを見るのは熱が下がってからにしてください」


ケインさんの肩の上で暴れるJDさんはそのまま2階へと連れていかれる


🆔「まーくーーん!ケインさん止めて!!」

🕶「おやすみね^^」

🆔「いやー!!空き巣いい所なんですー!!」


━━━━━━━━━━━━━━━


数分後

ケインさんが寝室から無線が入る


🤖『ジョアさん、静かに寝室来れますか?』


呼ばれた通り静かに寝室に入ってみればケインさんの服の裾を掴んだまますやすやと寝息を立てるJDさんと、困ったようなケインさん


🤖「やっぱり赤ちゃんでした」

この作品はいかがでしたか?

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