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ワンクッション
腐じゃない
ご本人様とは関係ありません
なんでも許せる方は見ていってください
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【 しにがみ視点 】
食事が用意できるまで部屋を案内する,と言われて
とりあえずついて行ってる事30分。
また先程の執事のような人が出てきた。
今回は1人だけ。
? 「 お食事の用意が整いました。 」
pkt 「 ん,ありがとう。戻っていいよ 」
ぴくとさんがそう言うと,また光に包まれ消えて行く。
そういえば,執事…初めて見るけど結構無口なんだ…?
やっぱり命令されてからとか大事な時ぐらいしか喋らないのかな?
pkt 「 じゃぁ,行こっか 」
そうぴくとさんが言うと光に包まれていく。
それは魅入られる程美しく確かに僕の瞳にそう写った。
ni 「 !…魔法,? 」
pkt 「 うん,置いてかれないようにだけはしてね〜? 」
強い風が吹いて,髪が頬に当たりくすぐったい。
そう思って目を瞑るといつの間にか光は消えていて,目の前には
またさっきの執事と大きなテーブル。
そしてそこに置いてある美味しそうな香りが漂う料理が置かれていた。
syp 「 凄…というか豪華すぎてワイには合わへんな… 」
涎が垂れそうな程美味しい匂いを漂わせている。
そして,ショッピさんが言う通り,
お金持ちでもなんでもない僕が豪華な料理を食べるのは…
ちょっとというか大分遠慮をしてしまう。
pkt 「 各自皆の席案内してあげて〜 」
優しい声で言うと皆一斉に動き各自席へ連れていく。
もちろん僕も。
?「 お席こちらになりまーす! 」
席を指してそう元気に言う。
なんとも衝撃だったのが,男だったということ。
見た目は可愛い女の子だけど…男…
なんか僕と似てるね,僕は声も女って勘違いされるけど
sn 『 あ,お名前お伺いしても…? 』
席に座って後ろに立っている執事に声をかけ,名前を聞いてみた。
自分から名乗るのが常識だと思うけど…ね
tr 「 たらこです!暫く貴方達はお世話になってもらうと思うので, 」
「 なんなりとご命令をー! 」
ん…?“ 暫く ”…?
まぁいいか…。
皆席に座ったことを確認すると,
ぴくとさんは遠慮せず沢山食べてねと言ってくれた。
優しい…
ぴくとさんが手を合わせると同時に皆も手を合わせた。
pkt 「 それじゃぁ,俺は食べないけど〜…いただきます 」
ぴくとさんの合図に合わせ,僕達もいただきますと声を上げた。
早速僕は慣れない行儀のいい食べ方をしようと,
フォークとナイフを使って,目の前にあったステーキを切る。
sn 『 ぐ…っ! 』
やはり,家から全く出ていなかった自分は
外食もしない,ご飯はゼリーかカップラーメンのみ。
だから,正しい持ち方も分からないし,今にでも指を切りそう…()
あんまり力を使うことも無かったしなぁ…
tr 「 切り方危ないですよ〜… 」
「 失礼ですが正直…見てるだけで怖いです() 」
sn 『 んなっ() 』
フォークとナイフを置くと,たらこさんがそれを手に取り,
綺麗にステーキを切ってくれた。
ちゃんと僕が食べやすい大きさに
sn 『 わ…あ,ありがとうございます 』
いえいえ,と言うとまた後ろで立っているだけになる。
なんかちょっと可哀想な気もするけど…
改めて料理を口にすると,今まで感じた事がないような
美味しさが口の中に広がった。
暫く食べていると,脳内で疑問が浮かび上がった。
…ほんとに此処…何処なんだ…?
ぴくとさんが話してくれると助かるんだけど…
んー…だって僕家庭環境が悪かったなんて,
そんな記憶もないし…
sn 『 ぴくとさん… 』
pk 『 んー? 』
皆が食べている姿を見ていたから反応が早い。
早速僕は疑問を投げ掛けた。
sn 『 此処って…どこなんですか? 』
『 しかも僕達,どうしてここに来たんですか? 』
そういうとぴくとさんはガタッと
大きな音を出した。
顔色を伺うと先程の笑顔は無くなっていた
pk 『 は,ッ…ぅ… 』
『 …元々,話すつもり…,だったし,… 』
『 食べ終わったら,教えてあげる。 』
そう言ってまた笑顔になる。
少し,背筋が凍った
ほんと,不思議な人…。
そんなことを考えながら再び食事を口にした。