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ワンクッション
腐じゃない
ご本人様とは関係ございません
なんでも許せる方は見ていってください
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【 しにがみ視点 】
食事が終わった後,皆ある人に視線を向ける。
その視線の先にはぴくとさん,
ぴくとさんは視線に気づき,深く溜息をつきながら手を組んだ。
pkt 「 本当にいいんだね? 」
焦らす様な言い方,どうでもいいから早く終わらせたい。
僕だって本当に大丈夫だから聞きたいんだから
syp 「 いいっすよ別に,」
そういったショッピさんの顔は
何かに呆れ,後悔した顔。
どこかで見た時のあるような顔。
pkt 「 皆も大丈夫そうだし… 」
「 改めて話をしよう。 」
そう言われた途端雰囲気が変わる。
そして告げられた事実。
pkt 「 単刀直入に言うと…… 」
「 君達は親に捨てられてるも同然なんだ。 」
sm 「 は… 」
その瞬間ダンッと強い音が響く。
ni 「 っは,うそだ… 」
「 だってッ゙!!! 」
pkt 「 だーかーらー… 」
「 …あ,そっか君達の記憶ちょっと消しちゃってたね? 」
「 起きた時突然逃げ出されたら困るから。 」
そう言われて突如流れてくる隠されていた記憶。
ぁ,思い出した。
僕が虐待を受けていた事,見捨てられていた事。
そうなると,僕があの痛みをもっと大袈裟に感じなかったこと,
ナイフやフォークを思う様に持てなかった事。
辻褄が合う。
もう何年も小さい頃から何も教えられてもらっていない。
年齢が高校1年生なだけで,精神が小さい子供のままの…
sn 『 ぅぁ゙ッ 』
その真実を知ると共に自分が酷く見える。
成長していない子供の高い声,小さな身長。
全体的に力が弱い。
kn 「 ぼくは間違ってない…ッ目に見えたモノを描いただけなのに… 」
ni 「 あぁ゙ッ…ただ,ただ皆を救いたかっただけなのにッ!!、゙ 」
sm 「 おれのこと否定しないで…… 」
syp 「 ……今更,なんですよ, 」
自然と長袖から見えた腕と
先程まで見えなかった足に
気づけば火傷の痕,切り傷,痣。
古傷が急激に衝撃を与えてくる。
sn 『 あ…゙ 』
舌に覚えた火傷の感覚が戻ってきて
上手く喋れない。
水を飲んでも,氷を口の中に入れても熱いまま。
気づけば床に横たわっていた。
sn 『 ごえん゙なしゃ゙…ッ 』
言葉を続ければ次は殴られる感覚が蘇る。
何も無いのに皮膚がひりひりする。
偶然隣の席に座っていた兄さんがこちらに気づいて
駆け寄ってくる。
異常に気づいたみたいだけど
pkt 「 ちょっと,覚悟は出来てたんじゃないの? 」
上手く飲み込めない唾がダラダラと垂れてくる。
喉の奥まで痛い。
パチンッとぴくとさんが指を鳴らすと
突如として痛みが全て無くなった。
外傷はまだ残ってるけれど痛くは無い。
sn 『 ぁ゙…ッ……? 』
pkt 「 でも安心して!僕は君達を食べたりしない 」
「 “保護”するだけだよ 」
保護なんて今更な感じがする。
もう手遅れなんだから。