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「愛する思いに気づいたら、もっと感じられると思うから……だから、」
まだ消えることのない身体の火照りに、突き動かされるように彼の唇を求める。
「まだ、抱いてほしくて?」
上体を起き上がらせる彼に、
「……抱いて」
ぎゅっと抱きつく。
「では、少し勃たせてもらっても」
彼の方から強請られて、脚の間に顔を埋めた。
「……んっ…く…」
声が上げられると、さらに感じさせたくなる。
「……あっ、はぁ…」
彼が上体を仰け反らせ後ろに手をついて、ハァハァと胸板を荒く上下させる。
半開きな薄い唇から、吐息が溢れ出る。
「感じて……ねぇもっと…」
根元まで咥え込んで、唾液を含んだ舌を屹立に沿って這わせる。
「……んっ…あ…はぁ──…」
漏れる息遣いに艶が混じる。舌を使って、先端の括れから切れ込みを舐ると、
「……もうっ……イッて…しまう…っ」
極まった喘ぎ声とともに、咥えていた口を離され、間を置かずに彼自身が中に突き入れられた。
「……もう、余裕がっ……」
こんなにも余裕を失くした彼の姿は、見たことがないと感じる。
額にふつふつと滲む汗に貼り付く髪さえも色っぽくて、
「……一臣さん……」
気持ちのままに呼びかけると、
「あぁっ……んん…!」
瞬間、奥を強く穿って、白く濁る滴を点々と放った。
「……愛してる」
聴こえた彼の声に、
「愛してる……」
返して、しっとりと汗に濡れた互いの躰を抱き合った。