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「ところで、箕輪くん、今日、お昼はどうするとか、考えているかしら?」
一二時をまわったところで、舞夜が本から顔を上げた。
「あー、家に帰れば、なんかあると思うけど、どうして?」
進夢の両親は今日も仕事である。社会人になって驚いたことだが、基本的に大人には学生のような夏休みはない。
姉も今日は塾の夏季講習に行っているため、昼は進夢一人で過ごすことになるだろう。
まぁ、昨夜の残り物などもあるし、いざとなればコンビニに買い物に行っても良い。
「そう……、お弁当を作ってきたのだけど、もしよければ、食べて行かない?」
そういえば、やけに大きなかばんを持ってきたなぁ、とは思っていたが、どうやら、あの中に弁当が入っているらしい。
「いいの? もらっちゃって」
「二人分用意してきたから、あなたが食べなければ余ってしまうわね」
舞夜は小さく肩をすくめてから、
「それに、一度家***********
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