テラーノベル
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そんな毎日を変えられるかもしれない。
莉犬は決意して、顔を上げた。
「わかりました。オレに出来ることがあるなら!」
その言葉を聞いて、副会長の顔にぱっと笑みが広がる。
「ありがとう! 打ち合わせは、放課後の文芸部で開かれるそうだから」
「引き受けたからには、必ず文化祭を成功させてみせます!」
必ず文化祭を成功させるー
その決意を胸に、莉犬は放課後、まっすぐに文芸部の部室へと向かった。
部室棟の廊下をまっすぐに進み、子犬のようにひょこっと曲がり角の先をのぞきこむ。
すると奥の方に「文芸部」というプレートのかかった部屋がある。
「ここだ·····よし!」
実行委員のメンバーとは、一体どんな面々なのだろう。
莉犬は緊張した面持ちで、ドアノブに手をかけた。
「失礼します」
そっとドアを押し開け、中をのぞきこむが、誰もいない。
「あれ·····? ここで·····あってるよな?」
プレートを見上げ、「文芸部」と書かれていることを改めて確認した。
やっぱり、ここで間違いない。
ほかのみんなは、たまたま遅れてるのかな?
首を傾げていると、廊下の向こうからご機嫌な鼻歌が聞こえてきた。
歩いてくるのは、すらりとした、背の高い先輩だ。
髪は冬の夜空のように美しい紫色で、窓から差し込む太陽光を反射した部分は浅いラベンダー色に輝いている。
髪と同じ紫色の瞳は理知的で思慮深さにあふれ、芯の強さを感じさせる眼差しは、今は無造作に、片手に持った本のページへと向けられていた。
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コメント
1件
第10話、読み終えました! 莉犬くんが文化祭実行委員を引き受けて、いよいよ文芸部の部室へ向かうところ…緊張と決意が感じられて、すごく好きなシーンでした✨ 最後に出てきた紫髪の先輩、めっちゃ気になる…!冬の夜空みたいな髪色とか、理知的で芯の強さを感じさせる眼差しとか、もうこの先輩の話もっと読みたい〜! 莉犬くんとどんな関わりになるんだろう、わくわくが止まらないです🥀