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ついに3章!全然最後ってこともないしもう8くらいまで行くんじゃないかとヒヤヒヤしてる今日この頃…もう既にたぁぁっくさんの新キャラ達を控えてますので楽しみにしておいてください!それでは3章お楽しみください。
3章 オモイデ
天気の悪い放課後、私たちはとある部屋の扉の前にいた。
「確かここが美術室だったよね?」
私がそういうと、
「えぇ、ここで合ってるわ。なんだか懐かしくなっちゃうわね〜。」
と、ノエルが反応してくれた。懐かしいってことは何回か来たことがあるのか…
「まぁここでうろうろするのもなんだしさっさと入るよ〜!」
そう月守がいうと、ノエルが扉を開け、旧校舎に入った。
たくさんのキャンバスが置いてある中、ノエルよりも少し小柄な少女が絵を描いていた。
「あの〜、」
私が弱々しく入口から声をかけると、
…無視。
一瞬筆の動きが止まったが、それでも言葉を発することはない。
「イロハちゃん?御客ですよ〜?」
ノエルがやけに丁寧な口調で言うと、
「ん、センセ、と、だれ。」
ようやくその『イロハ』と呼ばれた女の子が言葉を発した。でも喋り方が少し変だ。まあ自己紹介くらいはしておこう。
「私はシグレ。最近ここに来たの。」
「シグレ、猫、おきゃく。
自分、イロハ、よろしく。」
それっぽい挨拶を交わすと、月守が用件を言い出した。
「早速なんだけど、境界のキャンバス。君にお願いがあるんだ。」
イロハの噂名は境界のキャンバスか、美術室らしい名前だ。
「君の言う御客は僕たち3人だよ。君にノエルが叶えたかった願いを叶えて欲しいんだ。」
「センセ、願い、叶える…」
「そうだよ、具体的には、彼女の記憶を頼りに、行きたいと言ったコンクールのステージを描いて欲しいんだよ。君の能力は、描いた場所に行ける。そうでしょ? 」
月守がそう言うと、イロハは無言でキャンバスに何かを描き始めた。
これは…ショッピングモール?
「行って、らっしゃい。」
気付くと私たちはショッピングモールの中にいた。
「って、ここどこ!?」
すると狼狽える私をなだめるようにノエルは言った。
「多分自分の能力を見せてあげたかったんでしょうね。せっかくならここでお買い物でもしてみましょうよ!」
「でもお金は?」
「…」
ないのなら買い物もできないじゃん、これからどうすれば…
「あ、それなら問題ないよ?」
唐突に月守が言うと、服屋の壁にある姿見に近づいて、前足をかざした。
すると、1000円札が10数枚と出てきた。
「え、どうやったの!?」
私が前足をかざしても何も起こらない。
「これが僕の能力ってやつだよ。鏡自体を通れたり、その鏡の中に貯めておいた物を出せる。だから貯めておいたんだ!いや〜僕が可愛すぎてそこら辺の人に「お金ちょーだい?」って上目遣いしたらぽんぽん出てくるんだもん!」
ケラケラと笑いながら月守が言う、こいつ白いくせに腹は黒すぎだろ…
「まぁこれでお金は解決!沢山遊ぶぞ〜!」
そうして私たちのショッピングが始まった。
1人(1匹)3つまでなんでも買っていいとなり、
まずは私から買うことになった。そうして私は迷わず雑貨屋に行った。
「でもなんで雑貨屋に行くの?」
月守が問うと、
「雑貨屋には可愛い生活用品が沢山あるでしょ?そういうの夢だったのよね〜」
私はそう返し、雑貨屋を探り始めた。
そうして私は可愛いブラシと、最近流行りのぷっくりシール、大きな猫柄のタオルを買うことに決めた。
ただ、流石に猫が会計なんて前代未聞なので、会計はノエルに任せることにした。
「会計終わったわよ〜」
ソファーで休んでいると、会計を済ませたノエルがやって来た。
「ありがとう!次は誰のお買い物に行く?」
「じゃあ僕が行く!」
「月守のお買い物か…全然何買うか予想つかないけど、何買うの?」
「それは内緒!でも行きたい場所は決まってるけど、ここに店があるかもわかんないし、探してみようか!」
そうしてみんなでマップを探していると、
「あ!ここだよここ!僕が行きたかった店!」
そう言って月守は走って行く。月守について行くと、そこにあったのはペットショップだった。ケージでも買うつもりか…?
そして月守に追いついた時に見ていたのは首輪だった。
「僕こういうの夢だったんだよね〜!」
そう言ってノエルの肩に飛び乗って「これ!」
とノエルに取らした物は赤と青の首輪2つだった。両方とも真ん中にリボンが付いていて、色違いの物のようだ。
「これ、シグレちゃんとお揃いにするの?」
そうノエルが問うと
「そう!猫ならこういうのやるでしょ?」
首輪はわかるけど何故私とお揃いに…?
「あと一個は〜…」
ノエルの肩から飛び降りて店の奥に走って行き、戻ってきた時に咥えていた物は大容量猫用カニカマ。
月守の買いたかった物は首輪とおやつだったようで、これも同じくノエルに会計を頼んだ。
そして最後にノエルの買い物に移る。
ノエルの行きたいところは何となく分かってたけど、やっぱり楽器屋だった。
ノエルはオルゴールのコーナーに行き、しばらく考えた後、『月の光』のオルゴールを買うことにした。小さいものなので、値段も1000円前後だ。ノエルがオルゴールを買ったあと、ベンチに座り、みんなで聞いてみたけど、今までの疲れと眠気が程よく意地悪にやってきたので、眠る前にさっさと止めてノエルの2つ目の買い物に向かうことにした。
ノエルって楽器系以外で何買うんだろう、メイク道具とか?
「次は何買うの?」
気になって聞いてみると、
「せっかく連れていってくれたイロハちゃんにお土産でもあげようと思って、美術系の物を買ってあげるの!」
と、即答された。確かに連れてってくれたのはイロハだ。
「それなら全員で気持ちを込めて買いに行こー!」
そうしてノエルを先頭に文房具屋に行って美術コーナーでお土産を選ぶことになった。
「ねーノエルちゃん、イロハちゃんはどんなものを欲しがるの?経験からわかったりしない?」
「イロハちゃんはキャンバスってある通り絵を描く子だから、絵の具、筆、パレットとかを欲しがるんじゃないかしら?」
結局イロハへのお土産は結局青系絵の具セットと絵の具筆になった。
そうして全員の買い物を終え、私たちはベンチで休んでいざ帰ろうとしていた。
「ここからどうやってでるの?」
まあノエルと月森のことだし、聞くまでもなく知ってるだろうけど。
「…」
「…」
「…え、知らないの!?」
「知らないって言うか、確信が持てないんだよねぇ…」
「私はそもそもいつもイロハちゃんと一緒に行ってて、いつの間にか戻ってきてたから分からないのよね〜…」
普通知ってから来るでしょ!と言いたい気持ちは抑えて、冷静に帰る方法を探さなければ…
「ということは月守が帰れる手段を持ってるかもってことよね?」
「そうっちゃそうだけど、イロハちゃんの世界?の中ではやったことがないからできるか分からないんだ…」
「まぁそれしか方法はないんだし、それに頼るしかないよ!」
とりあえずやれることをやる、というわけで、月守が言う手段を試すことにした。
月守に案内されたところはまたまた姿見。
月守は前足を鏡に当てながら言う。
「僕の能力は鏡によく関わっているんだ。鏡の中に物をしまってどんな鏡からも取り出せる。他に、”鏡の中を通ったり、その中に連れて行ったりできる。”だから、この鏡の中を通って美術室まで帰る。でも、イロハちゃんの絵の中でこれが使えるかどうか分からないんだ…」
確かにイロハの気分次第で、能力が使えるかどうか操作出来る。イロハが何かのせいで拗ねて能力の使用を禁止するなんてことをしたら、私たちはもう出られないというわけだ。
「だから、イロハちゃんの気が変わる前に、『余白』と呼ばれる僕ら『帰れない者』の世界に入り込む。まぁ、今入ってるんだけどね♪」
「『余白』なら、私も持ってるわ。またここから出れたら、みんなで行きましょうか。きっと楽しい場所になるはずよ! 」
「確かに、ノエルの世界って気になる、それを見るためにも、早くここから出ましょう!」
私の声を聞いて、月守は鏡の中に入って行き、私達もその後ろについて行った。
鏡がまるで銀色のゼリーかのように、ぬるっと。自分の体が鏡に馴染んでいるような不思議な感覚を黒いふわふわの毛だらけの体に刻み込んで、月守の言う『余白』に入っていった。
とりまここで切ります!!
長かった…とても長かった…
4章は月守の余白の中から初めて新キャラ入れるかノエルについてやるか…それはまた決めます!
もう章っていうか話になってきているけども!wいつか完結したらリクエスト編とかスピンオフとか色々…やりたいことがめっちゃあるのでそれができるまで見ててくれたら嬉しいなあ〜
それと最近コメントが全然こなーいのでコメント残してくれたら嬉しい!
それではまた4章で!
コメント
2件
更新早いよ〜ToT
第3章きたあああ!!✨ 美術室のイロハちゃん、喋り方独特でキャラ立ってて可愛い〜!能力で描いた場所に行けるって最高すぎる😭💕 そしてショッピングモールパート、みんなの選ぶものが個性出まくっててめっちゃ楽しかった!特に月守の色違い首輪おそろい発想、センス良すぎでは!?!? 最後の「帰り方知らない」からの「余白」ワープ、次どうなるか気になりすぎる〜!4章も楽しみにしてるよ!!🌸🐱✨
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雪チョコ
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