TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

「ほら、さっさとみんなを元に戻して」

「ほんま早よして。色々とシュールやし。ラムのことも気がかりやわ」


エンジンは未だ目覚めずトウムは心配していた。


「てか俺今回何もしとらんな」

「そんな事ないよ。相手からしたら “敵が複数人いる” ということを認知するだけでも精神的に負荷かかるしね。ラムのことも想定外だったみたいし」


ラムレザルは地面のある一点を見つめ、ぼんやりとしていたままだった。


「うぅ…うぅうっ…痛い…痛いよぉお…こんな乱暴久々だよぉお…最低最低…ひどい…ひどいひどいひどいひどいっ!うわあああぁん!助けてえええええん!!」


アモが大泣きを始めるとファン(笑)巻きの4人が暴れ始めた。


「ハッまたなんか言うよるけどもう動けるやつは…」


そう言いザンカがなんとなくラムレザルの方を見ると先程まで俯いていたラムレザルが顔を上げファン(笑)巻きを見つめていた。


「ラム…?」

「ゆるっさん…ゆるっさんぞぉおおお!!覚悟するのだ!今ここから抜け出し貴様らを一人残らず殺してやる!!」


4人は血を流しながらも出ようともがいている。

タムジーはそんな4人とアモを見て呆れたような顔をした。


「……もういいよ。”ソレ” のことがよっぽど好きなんだネ。じゃあ解ほ「タムジー!!」

「!?」


タムジーが再度人器を使おうとした瞬間、ずっと静かだったラムレザルがタムジーに向かって走り出した。


「ラムっ!!?」


ラムレザルはタムジーの人器を奪うとファン(笑)巻きに向かって躊躇なく振り下ろした。

それは別にいい。別にいいのだが一つだけ問題があった。

掃除屋一の筋肉量を持つラムレザルが手加減も躊躇いなくフルパワーで物を殴ると何が起こるかという問題。

それは…


「このまま行ったら突き抜ける…よな?」

「うん。100%」


物の耐久値をあっという間に超えるダメージを与えるのだ。

案の定、地面が耐えきれなくなり床が丸ごと落ちた。


「う、うわぁ…」

「ラムも落ちてったぞ!!」

「ラム!!」


上にトウム達を残し下に降りたザンカとタムジー。

下に降りるとラムレザルを除く4人は生きてはいるが動けないでいた。


「うわー!うわー!」


上からアモの声がして顔を上げるとアモは笑っていた。


「ほーら!ほらね!?アモと “フツウ” にお話しないからこうなんのよ!人間の本性って隠してても出ちゃうんだから!あんたが最低だからみんな死にそうよ!仲間との協調性ゼ〜ロ〜!あっははは!…………え」


ガキンっと金属音がぶつかる音がした瞬間、アモの右頬に一筋の血が流れた。


「なんで…」

「俺の人器ーー!!!」


投げた張本人はラムレザル。

ラムレザルはくるりと反対側を向くと地面で伸びている4人を瓦礫から引っこ抜きやっと声を出した。


「……トクシン投げて悪かった。」

「あ、いやそれはいいんだけど…ラム?大丈夫なの?」

「嫌な夢を見てた気分だ。」

「嫌な夢?(幸せな時間がテーマの能力なのに?)」

「そんなことよりルドたちの怪我…」

「まじない描いてもらったろ。レム坊に」

「あ」

「嘘でしょザンカ。今の今まで忘れてたの?」

「あーいや。うん…ん?てことはエンジンも…」


正気を取り戻したラムレザルは服に着いた埃をパンパンと払いながらあることを告げた。


「狸寝入りやる暇あったら給料分の働きしろ!むっつりスケベ!!」

「むっつりスケベは余計だ。まぁ、とりあえず靴没収するわ」

この作品はいかがでしたか?

29

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚