私は、昔から”優等生”だった。
周りからは尊敬され、頼られていた。
私には、家族が”いた”。
大切で、尊敬する家族…”だった”。
お母さんは医者で、お父さんは警察官。
それも、数々の病気を治したり、色んな事件を解決したりするトップクラスの方だ。
だから、
私も
でなければいけなかった。
なりたい訳じゃない。尊敬されたいわけでもない。
何をしたいかは完全に、高校生で分からなくなった。
私の好きな物は何_?
何か、なりたい職業はあった_?
ねぇ、私って何_?
教えてよ、
そレからハ、嘘みたイにジブんがナニカ、分からなクなっタ。
それと同時に、感情も味覚も匂いも無くなった。
そして、私にいつしか、
という気持ちが芽生えた。
そこから私は裏でグレていき、18歳、高校3年の時に、親を殺した。
そのあと、逃げてうずくまっていたところを”織田 作之助”さんに拾われた。
首領室で過ごした、エリスちゃんと一緒に_。
感情も味覚も匂いも取り戻していった。織田さんが死んじゃったのはショックだった。
でも、エリスちゃんや森さんがいたから、立ち直れた。
でも、でも…!
“戻ってこ無くていいのに戻ってきた物が一つあった。” それは…
だった。確かに、まだ死にたいという気持ちはある。でもこれは、抑えればいい物。
でも、”孤独感”は、抑えればいい物ではない。
私が孤独感を感じていた理由は、守りたいと思う大切な物がないから。エリスちゃんには森さんがいる。
森さんには幹部やエリスちゃんがいる。
じゃあ
コメント
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全部よんだ、!!!! 国奏さんの物語めちゃくちゃ最高ですっ!!!! 続き楽しみにしています!!!