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涼太side
翔太「涼太、なんで?」
彼は涙を貯めてそういう
涼太「別れた方が、幸せなんだ」
翔太「涼太はそれでほんとに幸せ?」
涼太「うん、そうみたい」
俺はそうやってふっと笑う
翔太と別れるのは辛いけど
そっちの方が俺にとって楽だった
そう考えていたら
翔太「涼太、今日へんだよ」
…………は?
涼太「ど、どーゆこと」
俺は翔太の言っていることがわからず動揺する
翔太「涼太、……ほんとに涼太?」
俺は混乱した
だって翔太が急に変な事言うんだもん
涼太じゃない?
俺は涼太。宮舘涼太だけど笑?
翔太「ねぇ、誰なの?」
翔太は目にいっぱい涙をためてそう聞いてくる
だから、涼太だって。宮舘涼太だよ
そう彼に言った。
でも彼はためていた涙を綺麗な頬にこぼして
こう言う。
翔太「涼太、涼太、…今日おかしいよ、」
なん、で?
俺は彼にそう聞いた。
そしたら彼は
翔太「だって、涼太、そんな笑い方しない」
彼の言ったことは想定外だった
だって、俺いつもそんな笑い方なのに
翔太「おかしい、おかしいよ、…ぐすっ…ほんとに、涼太なの?」
彼はずーっとこう聞いてくる
涼太「なんでよ、俺だよ?宮舘涼太だよ。何がおかしいの、」
翔太「だって、…ぐすっ…涼太はそんな無理した笑顔しない」
翔太「ねぇ、涼太、涼太は何を隠してるの?」
涼太「…はっ…?」
俺は戸惑った
ちゃんと隠せきれてると思ってたのに
やっぱり翔太にはかなわないや
涼太「……俺さ、」
翔太「……え?、ぐすっ」
あーあー
ここまで来たら言うしかないよね
翔太にはバレたくなかった
決して翔太が嫌いだった訳では無いんだ
でも、言いづらかった
翔太が悲しむに決まってる
そんなの分かってる
涼太「…俺さ、」
愛しい彼女を前に別れを告げるなんて、思ってもいなかった
だから自然と俺の瞳から涙が溢れ出す。
翔太「涼太…っ?」
翔太、ごめんね?
俺だって翔太と別れたくない
だけど、別れなくちゃいけないんだ
そうじゃないと、翔太を苦しめることになるから
ごめんね、
俺は溢れ出す涙を必死にこらえてこう言った。
涼太「ーーーーーおれね、…病気なんだ」