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#リゼロ
すず
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第44話『迫り来る黒龍』
黒龍国からの宣戦布告。
その知らせは瞬く間に虹国全土へ広がった。
民たちは不安に包まれる。
「本当に攻めて来るのか…。」
「王都が戦場になるのか?」
しかし。
虹国王都では既に準備が始まっていた。
城壁の補強。
兵糧の備蓄。
各地への召集令。
虹国は総力戦の態勢へ移行していた。
王宮。
軍議の間。
巨大な地図の前に集まる十二将。
そして玉座の前には。
光金王。
じゃぱぱが地図を指差す。
「黒龍軍はここから来るはずや。」
なおきりが頷く。
「王都への最短ルートやな。」
しかし。
のあが首を振った。
「違うかもしれない。」
全員が見る。
「黒龍王は宣戦布告をした。」
「つまり正面から来ると思わせたい可能性がある。」
光金王も頷く。
「その通りだ。」
「敵を侮るな。」
その時。
再び伝令が飛び込んできた。
「報告!」
「北西防衛線が突破されました!」
軍議の間が静まる。
じゃぱぱが顔をしかめる。
「早すぎるやろ。」
まだ宣言から数日。
それなのに最前線が突破された。
光金王が尋ねる。
「敵将は。」
伝令は震えながら答える。
「黒龍四天王の一人。」
「黒牙将軍です。」
同時刻。
虹国北西部。
かつての防衛砦。
そこには無数の倒れた兵士。
燃える城壁。
そして。
黒い馬に乗る男。
黒龍四天王。
黒牙将軍。
巨大な斧を肩に担いでいた。
「弱いな。」
周囲の兵が震える。
黒牙将軍は笑った。
「これで虹国最前線か?」
「退屈だ。」
その時。
副官が近づく。
「王都まであと二十八日です。」
黒牙将軍は空を見る。
「長いな。」
「途中で少し遊ぶか。」
不気味な笑み。
その後ろには数万の黒龍軍。
さらに遠方には。
別の黒龍軍の旗も見えていた。
つまり。
侵攻しているのは一軍だけではない。
黒龍王は複数方面から虹国を攻めていた。
一方。
王都。
夜。
なおきりが城壁の上で空を見ていた。
そこへじゃぱぱが来る。
「眠れへんの?」
なおきりは苦笑した。
「なんか嫌な予感するんや。」
じゃぱぱも黙る。
二人とも感じていた。
合従軍とは違う。
今回の敵は何かがおかしい。
その頃。
黒龍国。
巨大な玉座の間。
漆黒の玉座に一人の男が座っていた。
黒龍王。
黒龍王。
顔は影で見えない。
だが。
その威圧感だけで周囲の将軍たちは頭を下げていた。
報告が届く。
「虹国、迎撃準備中。」
黒龍王は静かに笑った。
「そうか。」
「ならば始めよう。」
ゆっくり立ち上がる。
その背後には巨大な黒龍の旗。
「虹国。」
「お前たちが最初だ。」
その言葉に将軍たちが驚く。
最初。
つまり。
黒龍王の目的は虹国だけではない。
もっと大きな野望がある。
中華全土を揺るがす戦乱が。
静かに幕を開けようとしていた…。
コメント
1件
うわっ…第44話、一気に戦争の空気が重くなったね…。黒龍四天王の黒牙将軍、めっちゃ強そうで怖いし、「退屈だ」って笑う感じがもうヤバい。でもそれ以上に気になるのは、黒龍王の「お前たちが最初だ」って台詞…虹国だけが目的じゃないってこと?中華全土を狙ってるの…?なおきりとじゃぱぱが感じてる“嫌な予感”、私も同じ気持ちになったよ。続きが気になりすぎる…!