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第45話『黒牙来襲』
宣戦布告から七日後。
虹国北西防衛線。
緊急報告が王都へ届いた。
「黒牙将軍軍、急速接近!」
「第二防衛砦陥落!」
「第三防衛線も突破されました!」
王宮が騒然となる。
十二将が集められた。
「もう第三防衛線!?」
じゃぱぱが立ち上がる。
予想より早い。
あまりにも早い。
光金王は地図を見つめる。
「敵の狙いは。」
のあが答える。
「王都です。」
「一直線です。」
普通ならあり得ない。
補給線も無視。
側面の安全も無視。
ただ前進している。
まるで。
王都を落とせば全て終わると確信しているかのようだった。
光金王は決断する。
「迎撃軍を出す。」
「なおきり。」
なおきりが前へ出る。
「はい。」
「お前が総大将だ。」
軍議の間が静まる。
なおきり自身も驚く。
「俺が?」
光金王は頷く。
「お前ならできる。」
「敵将を見て来い。」
なおきりは深く頭を下げた。
「任せてください。」
その横で。
じゃぱぱが笑う。
「一人で行かせるかいな。」
「俺も行く。」
シヴァも立ち上がる。
「当然。」
結果。
なおきり。
じゃぱぱ。
シヴァ。
三将が出陣することになった。
二日後。
虹国北西部。
大平原。
そこには既に黒龍軍がいた。
数およそ八万。
黒い旗が地平線を埋め尽くしている。
その先頭。
巨大な斧を担ぐ男。
黒牙将軍。
「来たか。」
不敵に笑う。
その視線の先。
虹国軍三万が到着する。
なおきりが前へ出る。
「お前が黒牙か。」
黒牙将軍は見下ろすように笑った。
「子供じゃないか。」
周囲の黒龍軍が笑う。
だが。
じゃぱぱは眉をひそめた。
「嫌な感じや。」
シヴァも頷く。
「強い。」
目の前の男。
今まで戦ったどの敵とも違う。
黒牙将軍は斧を持ち上げる。
「王都までの暇つぶしだ。」
「せいぜい楽しませろ。」
その瞬間。
ドォォォォォン!!
黒龍軍八万が一斉に前進を開始した。
虹国軍三万。
黒龍軍八万。
圧倒的兵力差。
そして。
黒龍侵攻編最初の大戦。
『北西平原の戦い』
が始まったのだった…。
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コメント
1件
うわあああ第45話読み終わったよ😭💥 黒牙将軍バケモンじゃん!!補給線無視して一直線に王都狙うとか戦略ってより暴力すぎて震える…。でも光金王がなおきりを総大将に抜擢したの熱すぎない?周りも納得の実力ってことだよね✨ じゃぱぱとシヴァもついてく流れ好き〜「一人で行かせるかいな」で笑った🤣 でも3万vs8万はヤバいって…次の展開気になりすぎる!🍙さんマジで神回ありがとうございます😭💕