2ちゃんねる風創作

私の娘が、無言で帰ってきた。いつもは｢ま

ま、ただいま！｣って言ってくれたのに…年だ

からかな？と思っていると、娘が飴をなめて

いることに気づいた。

私｢娘ちゃん、飴なめてるの？｣

娘は無言で頷いた。心なしか、うつろな目を

している。

娘｢あめおじちゃんからもらったの｣

“あめおじちゃん”…？そういえば、最近飴を無

料で配っているお爺さんが不審者情報にのっ

ていた…。喋ったときに開けた口に見えたの

は、この世のものとは思えない色をした、も

うちょっとでなめ終わりそうな飴だった。

色々と気味悪くて、私はスレ民に相談するこ

とにした。飴の写真付きで、

私『この飴、知ってる？あめおじちゃんがくれたって娘が言ってた。』

スレ民『それはやばいぞ…あめおじちゃんは、昔、宗教をやってた人だ。』

スレ民『確か、その飴をなめきると完璧に洗脳されるとか。体調はどうだ？』

私『どんどん目のあたりが黒くなってきてる！これって…』

スレ民『速く娘から飴を吐き出させるんだ！』

なるほど！

私｢娘ちゃん、飴なめないで、吐き出して！｣

娘｢やだ、やめてやめてやめてやめて！！！｣

こうなったら、無理矢理！

私は、娘の背中をたたいて、無事飴を吐き出

させることに成功した。

娘｢ごほっ！

う、うぅ…｣

よかった、目が元通りになってきて、成功し

た…！でも、意識が無い。

スレ民『どうだ、成功したか？』

スレ民『まだだ！今すぐ苺飴をなめさせろ！』

苺飴…？

私は、スレ民の言うとおりに苺飴をなめさせ

た。

娘｢あれ？まま、ただいま！｣

完全に元に戻った！

娘｢飴ちゃんおいひーね！｣

私｢そうだね！｣

スレ民、ありがとう！

だけど、何で苺飴…？今までのことを考えてい

るうちに、あることを思い出した。

あれ、もしかして…＿＿＿＿＿