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『学校では人気者、家では35人。』
「昨日の配信」
ーー翌朝
シェアハウス。
「ピピピピピ――!!」
目覚ましが鳴る。
ーー2号室
ころん
「んん……。」
布団の中から手だけが伸びる。
そして――
「カチッ。」
目覚ましを止める。
ころん
「……あとちょっと。」
そのまま布団に戻ろうとした瞬間。
コンコン。
るぅと
「ころちゃん、起きてますか?」
ころん
「起きてる!!」
るぅと
「本当ですか?」
ころん
「……今起きた!!」
るぅと
「それなら早く準備してくださいね。」
ころん
「はーい!」
るぅとの足音が遠ざかる。
ころん
「……よし。」
ガバッ!!
ころん
「着替えよ!!」
ーーリビング
続々とメンバーが集まってくる。
莉犬
「おはよー!」
てると
「おはようございます!」
ちぐさ
「おはよう!」
けちゃ
「おはよう……。」
さとみ
「おはよ。」
そこへ――
あっきぃ
「おっはよーー!!」
ぷりっつ
「朝から元気やな。」
あっきぃ
「昨日の配信楽しかったから!!」
ころん
「僕の配信?」
あっきぃ
「はいっ!!」
ころん
「声入ったけどね。」
あっきぃ
「それは忘れて下さい!!」
莉犬
「昨日めっちゃ大きい声聞こえてたよね。」
あっきぃ
「うぅ……。」
てると
「でも面白かったよ。」
あっきぃ
「ならよかった!!」
ーー学校
校門をくぐると、いつものように生徒たちから声がかかる。
「おはよう!」
「おはよー!」
「今日も早いね!」
それぞれが笑顔で返す。
ころん
「おはよー!!」
莉犬
「おはよ!」
あっきぃ
「おはよー!!」
いつも通りの学校。
いつも通りの人気者。
だけど――
今日は少し違った。
ーー昼休み
教室。
生徒A
「ねえ、昨日ころんくん配信してたよね?」
ころん
「え!?」
生徒B
「見た見た!」
生徒C
「途中で誰かの声聞こえなかった?」
ころんが固まる。
ころん
「……。」
生徒A
「誰だったの?」
ころん
「えーっと……。」
その瞬間。
後ろから声がする。
莉犬
「ころちゃん!」
ころん
「莉犬くん!」
莉犬が笑いながら近づいてくる。
莉犬
「どうしたの?」
ころん
「昨日の配信のこと聞かれてる……。」
莉犬
「あー!」
生徒たちが二人を見る。
生徒B
「莉犬くん知ってるの?」
莉犬
「うん。まあね!」
生徒C
「誰だったの?」
莉犬
「秘密!」
ころん
「そうそう、秘密!!」
二人で顔を見合わせる。
生徒A
「えー!気になる!」
ころん
「そのうち分かるかもよ?」
莉犬
「ころちゃん、余計なこと言わないの。」
ころん
「えへへ。」
ーー放課後
廊下。
あっきぃ
「今日何する?」
ぷりっつ
「俺は帰ってゆっくりしたい。」
まぜ太
「俺も。」
ころん
「じゃあゲーム!!」
あっきぃ
「いいね!」
まぜ太
「えー…昨日もやったじゃん。」
ころん
「今日もやるの!!」
ぷりっつ
「元気やなぁ。」
そこへ――
てると
「僕も参加していいですか?」
ころん
「もちろん!!」
みかさ
「俺もいいですか?」
あっきぃ
「いいよ!!」
だいきり
「じゃあ俺も。」
どんどん人数が増えていく。
まぜ太
「めっちゃ人数いるじゃんw」
ころん
「楽しいほうがいいでしょ!!」
まぜ太
「まあ、そうですね。」
ーー夕方
シェアハウス。
玄関が開く。
あっきぃ
「ただいまー!!」
ぷりっつ
「ただいま。」
まぜ太
「ただいま。」
ころん
「ただいまー!!」
リビングから声が返ってくる。
ななもり。
「おかえりー!」
莉犬
「おかえり!」
ジェル
「お疲れさん!」
すると――
あっきぃ
「親分!!今日ゲームしよ!!」
ななもり。
「え、俺も?」
あっきぃ
「もちろん!!」
ななもり。
「じゃあ少しだけね。」
あっきぃ
「やった!!」
リビングに笑い声が響く。
昨日は配信。
今日は学校。
明日は何が起こるのか――。
まだ誰にも分からない。
でも、この35人なら。
きっと明日も、楽しい一日になる。
――つづく。
みぃ
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コメント
2件
昨日の配信、読みました!朝のシェアハウスのわちゃわちゃした空気感がすごく自然で、それぞれのキャラの返しの違いが楽しかったです。あっきぃくんの「声入ったけどね」→「それは忘れて下さい!!」のやりとり、思わず笑っちゃいました。学校で配信の話を聞かれた時の莉犬くんのフォロー上手だなあ…「秘密!」ってニコッと言える関係性がいいですね。そして放課後、どんどん人数が増えていくゲーム会の流れ、この35人の日常の温かさがじんわり伝わってきました。明日も楽しみです!