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「6度の隕石で世界は滅びた」
最初は日本だった
アジアを巻き込む大きな隕石だった
直撃した日本は即死、中国やモンゴル、インドネシアみのる達も少し経って亡くなった。
ロシアやアメリカも一部壊滅、動けなくなった。
2度目はイタリアだった
1度目とは違い小規模な隕石だった
だがヨーロッパ全土を巻き込み俺やスウェーデンラトビア以外、全壊。EUは意味を成さなくなった。
3度目はアフリカ大陸に隕石が落ちた
今までのとは違いスペインやポルトガル、トルコ、サウジアラビアなど一部のアジア、ヨーロッパを巻き込む大きな隕石だった。
4度目はブラジルだった
南アフリカ州を巻き込む大きな隕石だった
アメリカの一部が壊滅、アメリカは動けなくなった。
5度目はインドだった
今までとは違いインド洋、太平洋を巻き込む大きな隕石だった。
今まで辛うじて無事だったスウェーデン、フィンランド、ノルウェー、ロシアはもう動かなくなった。
6度目は…アメリカたちだった
もともと瀕死状態だったアメリカに直撃した隕石はカナダ、アイスランド、グリーンランドを巻き込む大きな隕石だった
そして、世界から“俺たち“以外いなくなってしまった。
そして6度目の隕石が落ちた数十年後、兄上…スコットランド、ウェールズ、北アイルランドは滅びた。
「嗚呼…」
声を漏らす。最後に喋ったのは何時だろうか?誰も居ないただ独りのこの地で耐え難い孤独に浸る。
昔、「栄光ある孤立」何て言っていたがその時は兄上が居た。
「独りじゃ、なかったんだなぁ…」
失ってからじゃ気付けない孤立、感謝、過去への羨みたくさんの感情が押し寄せてくる。
「誰か…何か言えよ…」
エメラルドグリーンの瞳から涙がこぼれ落ちる
「アメリカ…カナダ…日本。」
もう会うことの出来ない旧友の名前が自然と口からこぼれる。
誰も居ない。近代社会の建物が崩れ落ちる様見ながら思った。
昔、このままだと俺も崩壊すると思った妖精さんと兄上が消失間際にかけてくれた魔法のおかげで俺は何百年と生きることか出来ている。
ふと、建物の中をみる…
人影だ…人影が見える!
走って建物の中へと入る。
「おい!お前大丈夫…か?」
そこに居たのは日本のお坊さんのような人…だった。
「お前…まさか金剛か?」:
昔、アメリカが作った機械だった。
「お前、無事だったんだな!」
「…はい、貴方はイングランドですね?
ご無事で何よりです。 」
「嗚呼…!」
こうして俺と金剛の長い旅が始まった。
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