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2 - 妖『猫又』

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2024年08月22日

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━━━━━━━{霊術-  玖}━━━━━━━

━━━━━━{あやかし『猫又』}━━━━━━

はい、どうも皆さんこんにちは。退院した澪です。現在私は、妖怪探しをしています。何故かって?それは大人数の前で倒れて噂をつくってしまったからだ。天水先生は妖怪が好きだから現在進行形で、強制的に探させられている。ちなみに今は山辺りの田舎にいる。正直に言うと聲の事が気になりすぎて集中出来ていない。

「ん?妖跡…?」

私は縁側に残った妖力の痕跡を見て、ここらに居たってことはすぐにわかった。

「可愛い妖怪がいいな。」

まあ、そんなの中々ないんだがな。そして、私は妖跡を頼りに妖怪探しを再開する。暫く辺りをぶらぶらと歩き回っていると、目の端に太い2本の毛糸のようなものが写った。私は歩きすぎて疲労が貯まっていたため、その毛糸のようなものがあったと思う場所に力無く、一歩一歩近づいた。そしてそこをみたら、かなり濃い妖跡があった。本当についさっきまで居たってことだ。「チッ、後少しだったのに…」私はそう吐き捨て、今日の探索は幕を閉じたのであった。

━{次の日}━

(また妖怪探しかよ〜)昨日と同じように周りを適当に探索していると、前にみた毛糸のようなものが見えた。(今日こそは逃がすか!)それが見えた瞬間、気づいたらそれに向かって走っていた。そして、それを掴んで見てみると、猫又だった。私は溜まりに溜まった疲労も相俟って、その可愛さの餌食となった。まあ勿論のこと、引っ掻かれたが。

「痛っ」

この子、式神にしたい。そう思いつつ、普通に痛いので一旦離れた。

「あのー天水先生、妖怪見つけました。猫又です。」そう伝えたらめちゃくちゃ喜んでた。─

後書き

妖跡:  妖がいた場所に残る妖力の痕跡、残影。

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