テラーノベル
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登場人物
(狩野咲 せつな) (影渡 きく) (辻 境介)
きく「ほぇー、こんな地下があったんですか…」
せつなときくは辻の案内で、地下の道を歩いていた
しかし、地下と言うには場違いなほど整えられた通路に、きくは思わず肩をすくめた
きく「せつなちゃんも、辻先輩もよくそんな歩けますね……初めての場所って怖いもんでしょ?」
せつな「そうか?きくも歩いてるじゃん」
きく「いやいや、せつなちゃんの方が歩いてるよ。辻先輩より先に行っちゃって、迷子になったらどうするの!」
せつなは、小さく首をかしげた
せつな「なんで?ずっと隣にいるよ」
境介「きく、お前が見てるのはせつなじゃないぞ」
境介は愉快そうに目を細めると、前を歩く影をじっと見た。
境介「お前には、前のあれがせつなに見えたか?」
きく「えっ!⋯えっ?あれ?なんですかあれ?」
きくは、前のそれから目を離せなかった。
背筋にゾワゾワと、不快感がはしった。
せつな「わぁ⋯本当だ。何かいるね」
せつなは、なんの迷いもなく包丁を構えた。
きく「騙す系はたち悪い⋯」
境介「ハッハッハッ、まぁ待てお前たち。⋯先まで見てからでも遅くはない」
せつなは、じっと境介の目を見た。
黒い瞳同士が静かにぶつかる。
せつな「⋯⋯なるほど、わかったよ。」
せつなは包丁をしまうと、辻の後をついて歩いた
きく「⋯せつなちゃんが納得したなら。私は何も言いませんよ」
そう言いながらも、きくの目はすわっていた。
眼の前で不規則に歩くそれを、貫くように見つめていた。
きく「もし、辻先輩の言うことが正しくなかったら。⋯容赦はしませんよ」
境介「そうか、好きにしたらいいさ。杞憂なんだからな 」
コメント
2件
ホラー!?皆さんなら余裕ですね
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