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『ふぁぁ、今日は目覚めが良いな』
あの後、アンリさんに自分の部屋を教えてもらい、暇な時間の間、参加する選手の名前や年齢などのプロフィールを読んで暗記していた。
そして、いつの間にか眠ってしまったらしい。
ベッドの上にプロフィールの髪が散らばっているのが見えた。
手ぐしで髪を整えながら紙を回収していると、
絵「起きろ、アリサ・アダムス。仕事の時間だ。」
『起きている。それに、時計を見ろ。まだ、6時だ』
天井の上にあるスピーカーから、朝から聞きたくない絵心の声が聞こえた。
はぁ、この仕事はブラック企業なのか?
絵「6時半までに俺の部屋に来い。もし、来てなかったら、今日の飯がお前の苦手なパプリカだと思え」
『………』
………急いで準備した。
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絵「今日の仕事は、アンリちゃんと連合の会長と会見に行ってもらう」
『私が行く必要が無い。はい、この話は終わり』
絵「シャラップ。お前が行く必要はちゃんとある。この会見で、サポーターの紹介を行う。お前はサッカーに関しての絶対的な信頼があるからな。記者たちも何も言えんだろう」
『なぁ、私もそのプロジェクトに選手として、参加したいんだが』
絵「俺が良いと判断した試合に参加させてやる。話は終わりだ、さっさと行け」
『…………帰ったら、きのこの山をこの部屋にばらまいてやる』
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ア「…見てみたくないんですか?日本サッカー界に英雄が誕生する瞬間を」
『…………暇だな』
アリサは会見会場の裏で話を聞いていた。
アリサがいると会見どころではなくなるため、ひとまずプロジェクトの説明までは、アリサ抜きで行うことになったのである。
アンリの話が一段落つき、
ア「…では、次にこのプロジェクトに参加してくださるサポーターの方を紹介します。お願います」
彼女の出番が来た。
『…………』
アリサがでてきたその瞬間会場がざわめきに包まれた
そりゃそうだ、彼女は新世代世界11傑の1人であり、世界トップレベルの選手なのだから。
『はじめまして、ポルトガル代表のアリサ・アダムスだ。よろしく』
ア「この青い監獄ブルーロックプロジェクトに、アリサ選手が特別サポーターとして参加してくださいます」
先程よりも大きなざわめきが起こる。
だが、アリサはそんなざわめきも気にせず、視線をある1箇所に向けていた。
その視線の先は…………。
冴「…………」
同じ新世代世界11傑の1人、糸師冴だった。