眠っている翔太を、阿部がキスして起こしている。寝ぼけ眼の翔太は、うぅん、と可愛い声を漏らした。
5月17日。
誕生日の朝は、お気に入りの彼女たちが俺の誕生日を祝ってくれる日。
阿部は昨日の夜早い時間に。翔太は撮影が押して真夜中に。俺の家にやって来た。
💚「だめだ。起きない」
阿部が戻って来て、キスをせがんだ。
💛「いいよ。飯でも食ってよう」
💚「そうだね」
2人でキッチンに立つ。
俺が切ったバゲッドに、阿部がバターを塗ってレタスだの、ハムだのを挟んでいく。休日の朝は簡単にサンドウィッチを拵えて食べることにした。何度もキスで中断するので、作業がなかなか進まない。
コーヒーの香りが漂い出すと、盛大に寝癖をつけた翔太が起きて来た。
💙「俺のもある?」
目がほとんど開いてないので、阿部と笑った。
💚「あるよ。顔洗っておいで」
💙「ふぁーい」
まるで子供みたいだなと思って見ていると、阿部も同じ気持ちだったのか、とてとて去って行く翔太を見ながら2人で笑った。
食後は、阿部が翔太を押し倒し、俺が阿部を組み敷いて、愛し合った。
💙「阿部ちゃんばっかズルい」
💚「翔太は俺で我慢して」
抱かれる専門の翔太は、阿部の愛撫に文句を言いながらも感じている。阿部はかなりのテクニシャンで、阿部に攻められると、俺でも悩ましい声が出る。
2人が愛し合うのを見ながら、俺はたまらなく興奮していた。
3人で付き合っちゃう?と言い出したのは阿部だ。
割と自由にタチネコを行き来できる阿部は複数人のセックスに抵抗感がないようだった。気持ちの問題はどう処理するのかと思っていたが、始めてみたら案外とうまくいっている。
翔太も阿部も可愛いし、俺には何の不満もないのだった。時々2人が俺を取り合って喧嘩しているのも可愛い。
💙「阿部ちゃん…もう……いっちゃう」
翔太が阿部の腰の動きに耐えられず、喘ぐように言った。阿部も翔太を攻めている時は征服していることに興奮するようで、舌なめずりしながら翔太を感じさせている。
💛「俺も混ぜてよ」
💚「来た。もうすぐこっち終わるから、舐めさせて?」
💙「あんっ、やだ!照!阿部ちゃん…っ」
阿部とキスしていると嫉妬するのに、下の締め付けは強まるらしい。阿部の顔が快感に歪んだ。
💙💚「ん……っ…はぁぁぁ」
本当にいい眺めだ。
そして、この後、2人を順番に味わえると思ったら、興奮材料でしかない。
2人分働いた阿部が先に脱落し、今は翔太を膝の上に乗せて、キスしている。
メンバーにはとても見せられない光景だろうが、割り切れれば楽しいものだ。
それに、2人きりになると、翔太は急にツンに戻るのも見ていて飽きない。
💙「照たちなんか嫌いだ」
💛「どうして?」
💙「俺を子供扱いしてる」
💛「あー」
💙「やっぱり。俺が一番年上なのに!」
💛「だって一番聞き分けないじゃん」
💙「………俺、一番大人なんだけど?」
💛「はいはい」
💙「はい、は一回な」
💛「はーい」
言いながら、乳首を捏ねると、翔太は可愛く鳴いた。阿部が復活するまで、2人で濃密に愛し合う。
誕生日の今日は、夕方まで愛し合い、家族の元へ帰ることにした。
俺が不在な間は、翔太と阿部で濃密な時間を過ごすのだろう。あの2人はあの2人で仲良しなのだ。
ちょっと…いやかなり後ろ髪を引かれながら家を出た。
おわり。
コメント
11件
テクニシャンめっちゃわかるwww 自由に行き来できそうなんだよなぁ。 すきー!
えなんか最高なんだけど💛💚💙
なにこれ、最高なんだけど💙😂