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色々あった入学式から5日後また、ひとつ厄介事に僕たちは局面している。
「では、一年からも生徒会を選出していくぞー」
と、ステージに立つ鬼の学年主任が言う。
1年はA,B,C,Dの四つのクラスがあるため、集会所へ集まらなければならない。
「誰かさっさと出ねーかな~」
とか、他人任せのやつが言う。ただ、進学クラスであるCかDからはどちらか絶対に出てこないといけない。
「はい!」
自信満々に手を挙げる一人の女子。見た目は真面目で素直な奴っぽそう
「私はこの学校で…」
と、話始める。眠いな~とか思っていたら発表が終わった。
「では、承認をとります鹿乗光春さんを推薦する人は手を挙げてください」
と、学年主任が言う。9割りが手を挙げた
「下ろして。はい!じゃあ鹿乗光春さんを推薦します。あと一人いますか?」
二人必要なんだな。そう思いつつも僕は誰かやるだろうという安直な考えで 眠りにつこうとする。
すると担任教師がこんな事を言った。
「出なさすぎなので鹿乗さんに選んでいただきます。」
っと、言った。その魔の手を使ってしまうのか担任!!そう、思いながら僕に来るな来るなと祈るばかりであった。
私は回りを見渡す。
約120人の同級生が体操座りでこちらを見ている、そんな中におもいっきり目をそらした奴がいた。
私はそいつを指名した。
「そこのあなた、前へ来なさい。」
「そこのあなた、前へ来なさい。」
っと、鹿乗光春はこちらへ指を指す。
大丈夫。僕じゃないそう言い聞かせる、、、のだが
「早く来なさい。そこの目が藍色の」
やはり僕のようだ。めんどくさい。意気込みを語る必要がないにしてもこれから生徒会メンバーとしてやっていかなくちゃならない。
「やるしかないかぁ、、」
そう、腹をくくる
「因みに、今日生徒会の集まりがあるからちゃんと行ってね♪」
C組の担任が言った。嘘だろと思った午前中なのでした。
「気をつけ、礼」
「ありがとうございました」
ガラッ!
午後1時、僕は挨拶が終わるとすぐ教室の扉を明け廊下を走った。購買の80個限定の
クリームメロンパンが売り切れてしまう!
着いた
!!!?
「”売り切れ”だとぉ…」
そう言い僕は膝から崩れ落ちる
最悪だ今日はコーヒー牛乳しかもって来ていない、、、甘いものがないと午後の座学がぁー~!!
「一条君?」
その声を聞いて僕は我に帰る
「大丈夫?」
「大丈夫です。」っと言っても
「本当に?」
そう言い心配してくれる先輩。こういうとこはよく似ている。
「本当に大丈夫です。クリームメロンパン買い損ねただけです」
っと、落ち込んでいる理由を話した。
「あっ!やっぱりー?はいこれ」
と先輩が渡したのはクリームメロンパンだ!
「えっ?何で?これは先輩のであって….」
「いや、入学式早々購買に来てクリームメロンパンを買って行く1年生買いるって購買部で話題だよ?」
「マジですか?」
「マジ」
うわぁ….恥ずかしい。”男子が甘いもの大好き星人”とか思われてそう。
「ねぇねぇ、中庭行ってお昼休憩にしよう♪」
そういう先輩に対して僕はこう返した
「はい、行きましょう」